ヒリヒリする代表決定戦を見て「オリンピックやってほしい!」と思うようになった
来年2021年に延期になっている東京オリンピック。
昨日の昼頃までは
「この状況じゃあ、中止になっても仕方ないよな。ていうか、厳しいよな」
と考えていました。
が、夕方になってから
「オリンピックやってほしいなぁ」
に気が変わりました。
厳しいと思う理由
オリンピック開催が厳しいだろうと思う理由は一つ。
新型コロナ禍です。
欧米でも日本でも感染拡大の傾向にあり、収束が見えにくい状況です(2020年12月14日現在)。
海外に行くのも海外から来日(帰国)するのも容易ではないし、まだ容易にするわけにもいかない状況です。
これが来年7月になって「さぁ、どうぞ日本に来てください」となるとは想定しにくく、強引に受入可能にしても感染拡大リスクを高めてしまうんじゃないかと思うのです。
国内で「Go Toキャンペーン」の是非が問われているというのに、日本の何倍(何十倍)も感染者の多い欧米各国からの訪問客を受け入れることができるのかと思うと、厳しいよなぁと。
隔離期間を置く等の厳格な手続を設けるのが一つの策かもしれないですけど、それにもいろいろコストや負担が発生するでしょうし。
大会組織委員会やオリンピック誘致に尽力した人たち、出場が内定しているアスリートの人たちが開催してほしい気持ちは理解しているし、私も見たいですけど(チケットは全滅しているのでTVで (^^;) )、現実の今の状況を考えると難しそうだよなと、そういうふうに思っていました。
やってほしいと思うようになった理由
そんな考えが180度変わったのは、昨日の午後のことでした。
柔道男子66kg級オリンピック代表決定戦。
柔道オリンピック代表で、唯一内定者が決まっていなかった階級の決定戦でした。
不公平感ゼロの一発勝負での決定戦。
勝った方が代表。
一度のミスも許されないし、まさに「絶対に負けられない戦い」でした。
両者実力がほぼ五分なのは知っていたし、本戦4分間じゃ決まらないだろうなと予想していましたが…
本戦と合わせて24分間も行われることは想定していませんでした。
勝負が一瞬(一度の投げ技等)で決まってしまう可能性があるので、目を離さず試合を見ていましたが、めちゃめちゃヒリヒリしました。
今までに見た柔道の試合(そんなに多くないけれど)で一番緊張して見ていました。
久しぶりに文字通り、手に汗を握りました。
両選手とも集中力がハンパないし、雑念ゼロ。
無観客なこともあって審判と両選手のコーチの声しかなく、それが緊張感を一層高めていました。
「勝負」なので最終的に勝敗がつきましたが、両選手とも全力を出し切った素晴らしい試合でした。
そして、オリンピック出場権を賭けた素晴らしい真剣勝負を見て、
「オリンピックやってほしいな。この勝負(試合)が意義のあるものになってほしいな」
と思うようになりました。
願うしかない
考えてみれば、昨日の決定戦もそうですが、どの競技でも同じように必死の思いでオリンピック出場権を獲得している選手がたくさんいるわけで(今目指している選手もいるでしょう)、そんな選手の並々ならぬ努力や心情を思うと、形はどうあれ開催できてほしいなと感じます。
観客数減らしてもいいし最悪無観客でもいいし、開会式や閉会式を簡素化してもいいし。
新型コロナ禍含めて問題がいろいろあるので簡単に「ああします」「こうします」というわけにはいかないでしょうけど、来年の2~3月あたりまでに状況が良い方向に変わってくれればなぁと思うばかりです。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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