体重超過の選手を減らすにはどうしたらいいか考えてみた
私がボクシングを見るのが大好きなのは、過去記事を見ていただければ分かるかと思いますが、先週末にまたしても(何度目だよ…)体重超過のニュースがありました。
「毎度おなじみ」になりつつあるルイス・ネリ。
山中慎介選手との試合でやらかして、フアン・カルロス・パヤノ戦でもやらかして、今度はエマヌエル・ロドリゲス戦でもやらかしました。
同じバンタム級で。
「二度あることは三度ある」と言いますが、さすがに三度目はないだろうと思っていました。
ところが……でした。
上記3戦はいずれもWBCのタイトルや挑戦権の懸かった試合でしたが、さすがにWBCも(というか、各団体も)体重超過に厳しいルールを設けたらいいのではないかと思います。
ビッグマッチで3試合続けてやったネリは、確信犯ではないかと思います。
(そう思うのは自分だけではないはず)
そこで、どういうルールにするのがよいのか、自分なりに考えてみました。
体重超過のことは前にも書いていた
前にも同じようなことを書いていました(苦笑)。
でも、体重超過がこんなに頻繁に発生しているのは、ここ数年ではないかと。
10年以上前は、こんなに頻繁にはなかったように思います。
(少なくともタイトルマッチやビッグマッチでは)
試合以前のことなので、まず体重超過の事実を知るとガッカリするのですが、それで試合を強行してもやっぱり後味が悪くなることがあります。
例えば、A選手とB選手の試合で、B選手が体重超過だったとします。
それでも試合を強行して、A選手が勝てば「よくやったA選手!」とスッキリするのですが、B選手が勝った場合は、ものすご~くイヤな後味がします。
こういう試合の時はA選手を応援するので、一層ムカムカします。
ロドリゲス陣営の決断は正しいと思う
今回エマヌエル・ロドリゲス陣営は試合中止を決定しました。
個人的に全面的に支持します。
超過している数字が1ポンドだろうが何グラムだろうが、契約違反です。
「バンタム級で試合をする」ということで両選手が契約書にサインしているのだから、ちょっとでもオーバーすれば本来は契約不成立です。
間違いなくロドリゲス側は「このヤロー!」と思っていたと思います。
でも、バンタム級タイトル挑戦権の賭けた試合であり、相手がバンタム級の体重に仕上げていないのなら、やる意味がありません。
感情に任せて試合を強行しなかったのは賢明だったと思いました。
再発防止策は必要。どうするのがいいか?
体重超過にも理由はいろいろあるのかもしれませんが、契約体重をオーバーして試合に臨むのは、やはり契約違反。頻繁に(特に一部選手に)発生している現状は、変えないといけないのではないかと思います。
単純に考えればボクシング界追放なのでしょうけど、それはそれでその選手に
「あのままボクシングを続けていれば、俺は○○を倒せた」
とうそぶく機会を与えてしまいそうです。
なので、ボクシング界追放以外のペナルティを考えてみました。
こんなのはどうかなぁ? と。
(下記すべてを適用するということで)
・その試合のファイトマネー全額没収(これは当然か)
・契約に従った興行主催者への違約金を支払う
・相手選手のファイトマネーと同額を相手選手に違約金として支払う
・同じ階級で二度体重超過した場合は、その2階級以上重い階級でしか試合を認めない(階級を戻すこと不可)
これだと、ちょっとは抑止できるのではないかと。
今回のネリだと、もうバンタム級でやるのはNGにして、フェザー級以上でやるしかないようにすればいいと思うのです。重い階級でなら思う存分やればいいと思うし。
上記ではなくてもいいので、各団体が少しルール作りに動いてほしいなと思います。
そうしないと、一生懸命減量して仕上げてきたボクサーが報われません。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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