MGCはベストな選考方法。オリンピックの選考はこれからも一発勝負でやってほしい
今週末に、東京オリンピック2020のマラソン日本代表選考レースであるマラソン・グランドチャンピオンシップ(以下、MGC)が行われます。
家の近くがコースになっているので、沿道で生観戦する予定です。
今までの国内のマラソンや駅伝で、一番見たいレース。楽しみです。
日本人選手だけの、100%ガチの、一発勝負なので。
「日本人トップクラスだけのレース」は初めて(たぶん)
今回のMGCは、直近2年ぐらいの出場権選考対象レースで、一定の成績・タイムを出した選手のみが出場します。
ハードル高めなので、男子が31人、女子が12人しか出走しません。
その代わり、「こんなに錚々たる顔ぶれが揃うレースって、今までなかったんじゃないの?」と思うぐらい豪華です。しかも、全員真剣勝負。もちろん日本人選手だけですが。
これまでのマラソンの五輪代表選考って、いくつかの対象レースの成績とか、世界陸上の上位といった実績ベースではあったものの、今一つスッキリしない選考もあると思っていました。
たとえば、「○○マラソンで日本人最高の3位だったA選手」と「△△マラソンで優勝したB選手」がいて、タイムではA選手の方が速かったけれどB選手が選ばれて、理由は「優勝したから」「五輪でも上位になることが期待できるから」というケース。
正直「う~ん、どうなんだろう?」と思っていました。
順位は、その時の参加ランナーの面々によるし(めちゃめちゃ速いケニア・エチオピア勢がいれば優勝は厳しい…)、タイムも、その時のコンディション(天候、風速、気温等々)によるからです。
このへんのビミョーかつ曖昧な選考にモヤモヤすることがあったので、今回の一発勝負はいいなと思っていました。
「全員でよーいドン」こそ最もフェアな選考
「この日(2019年9月15日)に一発勝負で決めます」として、1年以上かけて出場権獲得対象レースをいくつもやってきたし、何より「全員でよーいドン」で決めるので、MGCは今までで一番フェアな選考だと思っています。
「MGCの時のコンディション次第になっちゃうじゃん」
という意見もあるでしょうけど、本番のオリンピックだって一発勝負なわけで、【その日】にベストコンディションに仕上げることができなければ、オリンピックでも好成績をあげるのは難しいでしょう。
だから、一発勝負こそ最もフェアな選考だと思っています。
言い訳なし。文句なし。予想なし。
「最近調子悪いから、次のレースで…」
のような言い訳がきかないのはちょっと残酷かもしれませんが、みんな条件は同じなので文句ないのでは。
オリンピックと同じでペースランナーもいないし、時期も本番に近い9月だし。
応援する選手がいれば感情的なモヤモヤが出ることもあるでしょうけど、
「9月15日のレースで上位2選手がオリンピック代表」
というシンプルな選考基準なので、誰が代表になっても文句ないし、来年は応援するつもりです。
予想しません。
特定の選手を応援もしません。
全員がベストを尽くしてほしい。
それだけです。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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