選手の移籍金や年俸の高さが実力と比例しているとは思わないようにした
球技の中でも見るのが特に好きなサッカーとNBAについて書きますが、近年、選手の移籍金や年俸は高騰しまくりです。
世界的な注目度の高いスポーツだし、TV放映権やユニフォームなどのグッズでクラブの収益が潤っているからなのでしょう。
そのことについて異論はないです。
ただ、今の高騰っぷりはバブルを感じさせるところもあるので(いずれ崩壊するんじゃないか、とも思う…)、
「移籍金歴代○位の…」
「年俸額が史上最高の…」
といった言葉があっても、その「歴代○位」や「史上最高」にはあまり意味がないと思うようにしています。
移籍金や年俸は、選手の実力にある程度は比例していると思いますが、完全に比例しているわけではないし、過去の世代の選手との比較はもはや無意味だと思っています。
「現役選手>1世代以上前のレジェンド」???
サッカーの現役選手で移籍金が高額な選手といえば、ネイマール、ムバッペ、コウチーニョ、デンベレ、J・フェリックス、C・ロナウド、ポグバ…といったところでしょうか。100億円超の選手はまだまだいるし、メッシに限ってはPricelessでしょう。
NBAでは年俸を基準にしますが、現役選手で高額なのは、S・カリー、ウェストブルック、C・ポール、L・ジェームズ、B・グリフィン、De・ジョーダン、デュラント、アービング、ヘイワード、ラウリー、ハーデンあたりで、軒並み30億円を超えています。年俸30億円超の現役選手は他にもいます。
(ちなみに「年俸」とは、所属チームとの契約に伴うサラリーのみのことで、シューズのメーカーやいろんな企業のスポンサー・広告による収入も含めた「年収」とは違います。基本的には「年俸≦年収」かと)
彼らはみんな、1世代以上前のいわゆる「レジェンド」の移籍金や年俸を上回っています。
サッカーでは、ジダンでさえも移籍金は100億円を超えなかったし、NBAでは、ジョーダンとコービー・ブライアントぐらいしか年俸30億円を超えた選手はいません。
で、思うのは、
「今の現役サッカー選手にジダンやマラドーナを上回る選手は、どれだけいるだろうか?」
「今の現役NBA選手にジョーダンやコービーを上回る選手は、どれだけいるだろうか?」
ということです。
フィジカルで上回る選手はいるでしょう。
技術で上回る選手もいるでしょう。
でも、歴代レジェンド以上に強烈な「影響力」(支配力?)を持っている選手は、誰一人としていません(少なくとも私はそう思っています)。影響力でいえば、ネイマール、メッシはペレ、マラドーナに到底及ばないと思うし、レブロンもジョーダンには敵いません。
比較しても意味ないなと。
移籍金や年俸といった金額は、今後も最高額が更新されるでしょうけど、前の世代の選手と比較するものではないと思っています。
流通しているお金が違うから仕方ない
なぜ移籍金や年俸の最高額が更新されつづけるかというと、シンプルに「市場で流れるお金が増えているから」ということなのでしょう。
人気が上がって、TV放映権争いが激化し、放映権獲得のためのお金が高くなる
人気が上がって、ファンが選手と同じユニフォームやシューズ、グッズが欲しくなり、売れまくる
そういったお金の動きが大きくなってので、必然なのでしょう。
フェアじゃないかもしれないけれど、仕方ありません。
そんなわけで、今後も「移籍金歴代○位の…」、「年俸額が史上最高の…」といったニュース記事を見ることでしょうけど、「ふ~ん」とだけ思うようにします。
ただ、高額な選手のプレーには注目しようと思います。
「どうしてその選手が高額なのか?」が知りたいので。
こんなことを書いていたら、レジェンドたちの現役時代のプレーを見たくなりました。
彼らのプレーは何度でも見たいです。今後もそうでしょう。
合間にYouTubeで見ようかと♪
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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