「忙しい=心を亡くす」ならば、「忙しい」とは決して言いたくない
本などを読んでいると、「忙しい」という言葉は「心を亡くす」ということから来ているというのを見ます。
りっしんべんに「亡」と書いて「忙」。
りっしんべん(立心偏)は、「心」を意味するへん(「情」とか「性」もそうですね)。
すごく説得力があると思っています。
だとするなら、どんな状況であっても「忙しい」とは言いたくありません。
いや、言いません(笑)。
「心を亡くす」なんて、とんでもない!
やることがたくさんあって、あたふたとテンパることはたまにあります。
たくさんのやることを目の前に、どっしりと構えていられるほど器(うつわ)が大きくないので、自分のテンパり具合はなかなかのものかと。
もしも自分のテンパった姿を動画で撮影されていたら、速攻でそのメディアを破壊するでしょう(笑)。
ただ、そんな時でも「心を亡くす」とまではいかないし、いきたくもありません。
「心」は常に持っていたいものです。
前職時代は「心を亡くす」こともあった
とはいえ、そんな風に思うようになったのも監査法人を辞めてからだと、今になって思います。
監査法人に勤めていた頃は忙しい、つまり「心を亡くす」こともあったからです。
クライアントの監査をすることが「本業」とするなら、その本業以外のことで消耗することが多く、ダメダメだったなぁと。
具体的な内容は言いませんけど(笑)。
今にして思うと、当時は「忙しかった」し、だからこそ辞めたわけだし、今はそんな状況に絶対なりなくない。なってはいけないと思っています。
「心を亡くす」の「心」とは?
「心を亡くす」とは言うけれど、亡くしてしまう「心」って、何なのか?
正解かどうかは分からないですが、私は
「ありがたいと思う心」
だと思っています。
「感謝の心」とも言えるかと。
次から次に仕事ができるありがたさ
一定額の給料(当時)が確実にもらえるありがたさ
仕事を終えて、仲間と達成感を共有できるありがたさ
忙しかった頃は、そういったことを思う心を失っていたなぁと思います。
その頃は、
「またかよぉ。どんどん仕事振ってくるなぁ~」
「もういいじゃん。こんなミーティング無駄だよ~」
「なんで○○さん(上司)の機嫌に振り回されなきゃいけないんだよ~」
などと思っていました(苦笑)。
ちなみに、当時無駄だと思っていたミーティングは、今でも無駄だったと思っています♪
「心」が「ありがたいと思う心」であるならば、絶対亡くしたくありません。
だから「忙しい」なんて言いたくありませんし、言わないようにしようと思っています。
こんな風に思ったのは、元同僚(元同期)の久しぶりに会った時の第一声が、決まって
「忙しい?」
だからです。
状況がどうなのか知りたい気持ちも分かりますが、忙しいなら会わないよと言いたい(苦笑)。
「忙しい?」と聞かれたら、100パーセント「忙しくないよ」と答えます。
今後もそうするつもりです。
もし私が「忙しい」と言い出したら、それはいろんな意味でヤバい時かも……
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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