スポーツ10大ニュースを挙げて2024年を振り返ってみた
いきなり言い訳で、12月はやることがてんこ盛りでブログが書けずにいたのですが(苦笑)、「毎年恒例のコレはやっておかないと」ということで、例年通り考えてみました。
が、やっぱり「コレ!」という挙げ方が難しいため、少し大きく括れるような形で挙げてみました。
なお、書く順番は思いつき、というか書けるものから書いています(笑)。
1.パリオリンピック・パラリンピック
やっぱりコレが最初に挙がります。
いろいろありました。
セーヌ川の水質汚染、柔道代表者決定戦のルーレット、選手村の食事・住環境問題、メダルの品質、フランスびいき(?)なジャッジ等々の問題こそあったものの(苦笑)、日本人選手も海外の注目選手も素晴らしい活躍があり、楽しく見ることができました。
「コレが特にインパクトが大きかった」というのを5つ挙げるとすると、
・北口榛花選手の女子やり投げ金メダル獲得
・男子マラソン、エリウド・キプチョゲがリタイア。3連覇ならず。エチオピアの補欠だったタミラト・トラがオリンピック新記録で金メダル
・ゴルフ松山秀樹選手が日本人男子初の銅メダル獲得
・テニス男子シングルスでノバク・ジョコビッチが金メダル。生涯ゴールデンスラム達成
・テニス男子ダブルスの「Nadalcaraz」
あたりです。
2.大谷翔平選手&LAドジャース
MLBは、一言で言えば「LAドジャースのすごいシーズン」でした。
水原一平通訳のスキャンダルからスタートしたにも関わらず、終わってみれば記録ずくめなうえにドジャースの優勝でした。
記録としては、やっぱり
・「50-50クラブ」創設(最終的に54HR、59盗塁)
・トリプルスリー
・HRと打点の二冠王(しかも打率2位、盗塁2位)
・DHで史上初のMVP
・シルバースラッガー賞、エドガー・マルティネス賞、ハンク・アーロン賞全部受賞
あたりです。
MVPに関しては、外国の方がSNSに書いていたこの表現が気に入っています。
” The first MVP pitcher who didn’t pitch.(1球も投げずにMVP受賞した最初の投手)”
「最初の」というより、今後長い間出てこないのではないかと(笑)。
2024シーズンはドジャースの試合をたくさん見て、すっかりファンになりました。
3.ケルヴィン・キプトゥム
後で「レジェンドの訃報」という項目を入れていますが、キプトゥムの訃報は単独で挙げます。最も衝撃的でした。
2023年10月のシカゴマラソンで2:00:35の世界記録を出し、4月のロッテルダムマラソンで2時間切りに挑戦しようというところでの2月の事故でした。まだ24歳でした…。
その日はさいたまマラソンがあり、完走後にスマホで自分のデータを同期しながらニュースを見た時に知りました。それだけにショックでした。
もしもこの事故がなければ、ロッテルダムマラソンでもすごい走りをしていたでしょうし、パリオリンピックの激坂でもぶっちぎって優勝していたんじゃないかと。そんな想像をするといっそう悲しいです。
今現在でも「人類初の2時間切り」に最も近い選手だったと思うし、今のキプトゥムの世界記録が塗り替えられるのは5年以上先になるのではないかと思います。
4.新記録
新記録として挙げたいのは以下の3つです。
・女子マラソンの世界新記録(ルース・チェプンゲティッチ 2:09:56)
・アイアンマン世界選手権のコースレコード(パトリック・ランゲ 7:35:53)
・ハーフマラソン世界新記録(ヨミフ・ケジェルチャ 57:30)
女子マラソンもとうとうサブ10に。凄いです…。
シカゴマラソンをリアルタイムで見ていましたが、チェプンゲティッチは終始ハイペースでした。勝負どころのスパートを42kmずっと続けているような感じでした(汗)。もちろんついて行ける選手は皆無でした。
2023年にティギスト・アセファが2時間11分台を出して「とんでもないことになった…」と思っていましたが、1年で2分近く上回るとは…(汗)。
ランゲのパフォーマンスも素晴らしかったです。
ラン開始時はトップのサム・レイドローとは9分近い差の8位か9位あたりだったのですが、終始ハイペースを維持していて38歳とは思えないエネルギッシュな走りでした。何か(神様みたいな)がとり憑いているかのようで、かっこよかったです。
ランゲの初優勝は7年前で、当時はコースレコード8時間1分での優勝でした。
7年後、しかもベテランの域に入っているにもかかわらず25分も更新…(汗)。
競技レベル自体の進化もさることながら、そこにアジャストしてチャンピオンになったのが素晴らしかったです。マジ尊敬。
ケジェルチャのハーフ世界新記録は、1秒の更新でした。
たかが1秒、されど1秒。
ちょっとずつ更新されています。
日本でも、そろそろ「史上初の60分切り」が出てほしいです。
5.ボクシング世界チャンピオン
ボクシングは井上尚弥選手とオレクサンドル・ウシクがダブルMVPです。
井上選手に関しては、ルイス・ネリ戦が面白い試合でした。
まさか1Rにダウンを奪われるとは思っておらず、久しぶりに素で「あ~っ!」と大声を出してしまいました(苦笑)。ダウン後にすぐ立ち上がらず、落ち着けていたのが印象的だったのですが、あの状況を井上選手はイメージトレーニングしていたそうなので、そこも含めて「スゲ~な」と。
見るからに獰猛でガンガン攻めるネリ相手にしっかり仕留めたのはさすがの一言でした。
2024年はウシクがPFP1位で文句ないでしょう。
特に初戦はシビレました。
当時無敗のフューリー相手にダウンを奪っての勝利には感動しました。しかも史上初のヘビー級4団体統一チャンピオンです。
フェイスオフ時や試合時に2人が並んでいるところを見ていると、とんでもない体格差です。
MLBでたとえればムーキー・ベッツと大谷選手、NBAでたとえればラッセル・ウェストブルックとニコラ・ヨキッチのような差に見えます。
あの体格差とフューリーの威圧感にもかかわらず果敢に攻撃に行くウシクは、本当に勇敢です。
ボクシング技術だけでなくハートも一級品だと感じます。
もう38歳だし、ヘビー級への増量が大変らしいので(苦笑)、無敗のまま引退したとしても文句ないです、
最後にもう1つ。
バンタム級の主要4団体の世界チャンピオンが全員日本人選手になったことも挙げておきたいです。
これも大偉業だと思います。
6.親子チームメイト
20年前の自分が、20年後にNBAで親子チームメイトが実現することはまったく想像していなかったと思います。
レブロン&ブロニーのジェームズ親子がチームメイトになったのは驚きでしたが、同時に「レブロンだからこそ実現できた」と思いました。
毎年カラダのケアに100万ドルぐらいお金を使ってフィジカルの維持やメンテナンスを怠りなくやっているからこそ39歳になってもトリプルダブルをやっちゃったりするんだなと。
そんなレブロンだからこそ、ブロニーが成長してNBA入りするまで現役を続けられたし、今でもNBAの中心選手なんだなと感じます。ほんとすごいです。
7.契約終了
個人的にびっくりな契約終了が3つありました。
コレです。
・タイガー・ウッズの27年つづいたナイキとの契約終了
・サッカードイツ代表が70年以上にわたるアディダスとのユニフォームサプライヤー契約を2026年で終了(2027年からナイキに)
・サッカーウルグアイ代表がユニフォームサプライヤーをプーマからナイキへ(1987年からつづいていた)
どれも長いことつづいていたので、このタイミングで終了することに驚きでした。
「始まりがあるものには必ず終わりがある」ということなのかなと。
8.名選手の引退
名選手の引退は毎年あり、選手を挙げたらキリがありません。
が、敢えて独断で挙げると、以下の選手の引退は大きなインパクトでした(順不同)。
サッカー…アンドレス・イニエスタ、チアゴ・アルカンタラ、トニ・クロース、ラファエル・ヴァラン
NBA…リッキー・ルビオ、ラジョン・ロンド、ブレイク・グリフィン、ケンバ・ウォーカー、デリック・ローズ
トライアスロン…アリスター・ブラウンリー、ハビエル・ゴメス、ダニエラ・リフ、ティム・オドネル
テニス…ドミニク・ティエム、フアン・マルティン・デルポトロ、ラファエル・ナダル
9.レジェンドの訃報
レジェンドの訃報も毎年あることなのですが、2024年は以下の方の訃報が衝撃でした(順不同・敬称略)。
サッカー…マリオ・ザガロ、ルイジ・リーヴァ、アンドレアス・ブレーメ、セサル・ルイス・メノッティ、スヴェン・ゴラン・エリクソン、サルヴァトーレ・スキラッチ、ヨハン・ニースケンス、ヘルムート・ドゥカダム
NBA…ビル・ウォルトン、ジェリー・ウェスト、ディケンベ・ムトンボ
MLB…ウィリー・メイズ、ピート・ローズ、フェルナンド・バレンズエラ、リッキー・ヘンダーソン
その他…曙太郎、OJシンプソン、小林邦昭
亡くなられた方一人ひとりに思いというか書きたいことがあるのですが、書ききれないので割愛させていただきます。
10.7つ目のWMM
最後は私しか挙げないと思いますが(苦笑)、シドニーマラソンが7つ目のWMM(ワールドマラソンメジャーズ)に認定されたことです。
先日書きましたが、最終的にWMMを9つにするそうなので今後2つが追加される予定ですが、「6つがちょうどよかったのになぁ…」というのが本音です。
将来の夢(目標)に「WMMコンプリート」を考えていたので(笑)。
ちょっと軌道修正が必要かも…(苦笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール
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