オリンピックイヤーあるある?ベルリンマラソン2024で世界新記録が出る予感がしない…
気がつけば9月。
そして、およそ2週間後(2024年9月29日)にベルリンマラソン2024があります。
ベルリンマラソンといえば世界有数の高速コース(コースがフラットだし、天候も安定しているため)。
毎年のように世界記録更新の期待を持ち実際に更新されたりしているのですが、今年のベルリンマラソンに限っては、その期待は薄そうです…。
オリンピックイヤーあるある?
これは「オリンピックイヤーあるある」と言ってもいいでしょう。
そうです。
世界の有力ランナーがみんなオリンピックで走ったばかりなので、ベルリンマラソン参加ランナーに大きな期待ができる選手がいないのです…。
男子だと2時間1~2分台のPB(自己ベストタイム)を持っている選手は皆無。
女子だと2時間16分を切るPBを持つ選手がいません。
もちろん今回の参加ランナーにも実力者はいます。
ただ、「世界記録を更新できるか?」となると、レースの場で大化けをしない限りは厳しいんじゃないかと思うのです。
「世界記録に迫る」記録には期待したい
そんな感じではあるのですが、個人的に注目している選手を挙げると、男子ではキビウォット・カンディエ(ケニア)です。
ジェイコブ・キプリモに抜かれる前のハーフマラソン世界記録を持っていた選手で、ハーフのPBは世界歴代2位の57:32(!)、マラソンのPBは2:04:48です。
ハーフで余裕で1時間を切るだけの速さを持っているので、後半もハイペースを持続できれば好タイムを出すのではないかと。特にベルリンは終始平坦なコースなので、フィニッシュまでハイペース持続できる可能性が他コースよりあります。
当然そのための準備をして臨むのだと思うので注目しています。
女子ではローズマリー・ワンジル(ケニア)とゲンゼベ・ディババ(エチオピア)です。女子長距離では有名選手かと。
2人ともPBが世界記録とは約5分違うので(世界記録がヤバすぎる…)、世界記録の更新はさすがに厳しいかなと思いますが、実力は申し分ないしベルリンマラソンは初参加だと思うので、どのぐらいの記録を出せるか注目したいです。
日本からは松田瑞生選手が出るそうですが、おそらく女子の第2集団で走るのかなと。なので、中継で見る機会は少ないかなぁ…。
とはいえ、ベルリンでは過去に3人の日本人女子選手が2時間20分切りをしているので、2時間20分切りを達成したら素晴らしいなと思っています。
期待薄でも見る(笑)
世界新記録の期待は薄そうですが、それでもネットで中継は見る予定です。
実際見てみないと、どんなレースになるか分からないですからね。
まだ外がとても暑くてランニングの走行距離が思うように伸ばせていないのですが、仕方がないのでエアコンの効いた室内でレースを見ようかと(笑)。