プロでもアマでも「最新モデルがベスト」とは限らないことがわかった
ランニングシューズに最新モデルが出ると即座に飛びつく私ですが(笑)、飛びついて(=購入して)使用してみて
「う~ん、思ってたのと違う。前のモデルの方がよかったんじゃないかな」
と感じることもあります。
でも、それは私のような初~中級レベルランナーに限った話で、エリートランナーや世界トップクラスのランナーはやっぱり「最新モデルこそがベスト」なのかな…と思っていました。
が、どうやらそうではないようでした。
「プロは常に最新モデルを使用している」と思っていた
プロ選手は契約ブランドの広告塔としての役割もあるので、基本的にその時の最新モデルのシューズを使用してレースに出場します(マラソンに限らず)。
なので、イメージとしてプロは最新モデルを使用するものだと思っていました。思い込んでいました。
が、必ずしもそうでもなさそうだと思うことがありました。
先日のパリオリンピック2024の男子マラソンです。
ナイキ契約選手はアッパー部分が薄いグレー、ソール部分がオレンジに黒のブツブツ模様となっているオリンピック特別カラーのアルファフライ3またはヴェイパーフライ3を履いていました(日本の大迫傑選手と小山直城選手はアルファフライ3でした)。
アディダス契約選手は白×黒のアディゼロ プロ エヴォ1が大半で、一部選手はアディオス プロ3でした。
アシックス契約選手はイエロー×赤のメタスピード スカイ(or エッジ) パリでした。
一見して「やっぱりみんな最新モデルの最新カラーなんだな」と思っていました。
旧作を使用している選手もいた!
がしかし、後になって必ずしもそうでもないことを知りました。
よ~く見ていた人は中継の時点で気づいていたかもしれないですが、最新モデルを使用していなかった選手もいました。
中継を見ている時に私は全然気づかなかったのですが、エリウド・キプチョゲがそうでした。
当然アルファフライ3を使用しているものだと思っていたのですが、後日ネットに出ていた↓の画像を見てびっくり。
最新のアルファフライ3ではなく、アルファフライ2のオリンピック仕様カラー(市販されていない)でした!
さらに、ウガンダのビクター・キプランガトも。
ヴェイパーフライ3ではなく、ヴェイパーフライ2のオリンピック仕様カラー!(これも市販されていない)
最新の「3」ではなく、一つ前の「2」を使用していたことを知り、「あぁ、こんな世界トップクラスでも旧作の方が好きな選手もいるんだな」と思いました。
4年に一度のオリンピックということで、シューズにも妥協をしたくなかったということなのかと(推測)。
キプランガトのセレクトには(後述しますが)納得感があります。
そういえば男子10,000m走で金メダルに輝いたジョシュア・チェプテゲイもヴェイパーフライ2を好んで使用しているようです(SNSではコレしか履いていない印象)。
他方、キプチョゲがアルファフライ「2」を使用していたのは意外でした。
まぁキプチョゲはアルファフライ全モデルの監修的な役割をしていると思うので、その中でも「2」が一番気に入っているということなのかと。
人それぞれ好みは違うのだと改めて
世界トップクラスのランナーも最新モデルが一番気に入っているとは限らないことが分かり、一つだけ「あ、一緒じゃん」と思えることができました(笑)。
私自身、ナイキのレース用シューズに関してはこういう感じなので。
ヴェイパーフライ…「3」より「2」の方が好き。「2」の方がフォアフットで走りやすい感じがする。
アルファフライ…「2」より「3」の方が好き。というか、「2」は土踏まずに靴ズレができるので使用できない(泣)
で、↑の画像を見て思ったのはもう一つ。
エレクトリックパックのヴェイパーフライ2を発売してよ~!!(笑)
ヴェイパーフライ2は発売継続してほしいです。