「マイナンバーのメリットって何なの?」と思った話

日常の出来事

2024年度から都内在住私立高校生の授業料が都によって補助されることになり、そのための手続をしているのですが、

「こういう時こそマイナンバーが役に立つんじゃないの?」

という疑問が生じ、「はて?」と思いました。

 

 

役所で入手が必要な書類が…

補助金申請はスマホやPCからWebで行うことができるようなのですが、こんな書類を用意するように(画像を添付する)、との案内でした。

 

・住民票(子供と保護者の記載あり、個人番号不要)

・課税証明書(うちの場合、配偶者の分も)

 

マイナンバーカードがあれば住民票はコンビニで入手が可能。
でも、課税証明書は役所に行かなければ入手できない。

「あぁ、もらいに行かないといけないのか…」と思いながら区役所に行き、20分ちょっとかけて入手。

その間も、窓口の人に

「選挙の期日前投票ですか?」
「どういった目的での入手でしょうか?」

とか聞かれてサクサクとはもらえず、ちょいイラでした(苦笑)。
(めったにリクエストしないものなので目的を尋ねるのは分かるけど)

 

あっ!そういえば…

入手して「やれやれ」と思ったところで、ふと気づきました。

 

「あれ?住民データも税のデータも、マイナンバーと紐づいているんじゃなかったっけ?」

 

と。

東京都が補助金申請を受けて補助するのなら、都の方で申請者(高校生とその保護者)のマイナンバーさえ分かれば、マイナンバーから住民票情報も戸籍情報も税の情報(扶養関係や所得・納税状況)もデータベースにアクセスできて確認できるんじゃないのかい? と。

「なんでわざわざ紙ベースのものを入手して、スマホで撮影して、データ提出しなければならないんだ?」
という疑問が湧きました。

 

民間の機関や会社だったら話は別でしょうけど、都や自治体への申請だったらそれで足りるんじゃないの? と思うわけです。

 

「マイナンバーとは?」というのを調べてみたら、こんな記述がありました(ソースはこちら)。

 

行政の効率化

行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。
複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されます。

 

国民の利便性の向上

添付書類の削減など、行政手続きが簡素化され、国民の負担が軽減されます。
行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関からの様々なサービスのお知らせを受け取ったりできます。

 

「え? 効率化も利便性向上もしてなくないかい?」です。

行政も効率化できていない(ように見える)し、国民の利便性も「?」な感じ。

「結局メリットって何なの?」という疑問が出ました。

 

住んでいる場所で違いもある

さらに言うと、「マイナンバーカードがあればコンビニで入手できる」という書類にも自治体によって違いがあるようです。

 

私が住んでいるC区は、住民票と印鑑登録証明書はコンビニで入手可能。
でも、戸籍関係(謄本、抄本など)は入手できません。
区役所に行かなければなりません。

ところが近隣のC区やK区、S区などはコンビニで入手可能なようなのです。

 

この違いは何なんでしょう???

自治体レベルでITリテラシーの差があるのでしょうか?
地元C区だけアナログ志向?(聞いたことないけど)
私の地元C区の自治体は75歳の区長を初めとして高齢者が多いから?

本当に疑問です。
(愚痴ってしまった…)

 

まだメリットは享受できている気がしない

ツラツラと愚痴交じりに疑問を書きましたが(苦笑)、正直まだ私自身はマイナンバーのメリットをそんなに享受できていません。
上記の「国民の利便性の向上」は今のところ大して感じていません。

これから感じられていくのでしょうか?
それとも今風に言うところのステルス利便性?(笑)

 

近々マイナンバーカードと保険証を紐づけるようですが、コンビニで入手できる書類にも地域差がある状況なのに「どうなんだろうなぁ?」と思います。

改善や好感の持てる話があれば「時間が解決してくれるのだろう」と思えますが、そういう感じでもない印象しかないので、「時間が解決してくれるのか?」という疑問形になっています。