東京マラソン2024出走記③シューズはHOKA「CIELO X1」を使用した
今回の東京マラソン2024では、HOKAの最新シューズ「CIELO X1」を使用して走りました。
本当は別のシューズで走るつもりだった
本当は東京マラソンでは別のシューズで走るつもりでした。
そう。ナイキのアルファフライ3。
ブログにも再三にわたり敗戦報告をしていますが(苦笑)、クリック合戦に敗れてしまい購入することができなかったのです…。
もちろん
「アルファフライ3だったらサブ3.5を達成できた」
「アルファフライ3だったら自己ベストを更新できた」
とか言うつもりはなく、結果に対しては自分の力不足だったと認識していますが、まぁ走る前と走っている時のテンションは違っただろうな、とは思っています。
アルファフライ3を購入できず「しゃあない」ということで、同時期に発売されて「おっ!」と思ったHOKAのCIELO X1を購入して東京マラソンに臨んだのでした。
使用してみた感想
東京マラソン前の最終追い込みとレース本番とで計約68kmを走っていますが、その中での感想をツラツラ書いてみます。
良いところ
履いてみてまず好印象だったのは、「ミッドソールが厚い&(ほどよく)柔らかい」ということです。
厚さ自体は40mm以下の規制に従っているのでしょうけど、足を入れてみて「おお!」と思うほどの厚みを感じました。
そして、柔らかさはイイ感じでした。
OnのCloudboom Echo 3が硬くて今一つしっくりこなかったのとは対照的に、CIELO X1はミッドソールにほどよい柔らかさとしなやかさがあって、足が疲れにくく走りやすいなと感じました。
そして、Cloudboom Echo 3はハーフより長い距離をいいペースのまま走れる自信はなかったですが、CIELO X1は最初に履いてすぐに「フルはもちそうだ」と思いました。
HOKAのサイトでスペックを見ていると重量が重めのようで(他社のレース用シューズに比べて数十グラム)、そこを懸念しているコメントをネットでちらほら見ましたが、個人的にはそんなに重さは感じませんでした。
手に持って比べればiPhone15と15Plusぐらいの重さの差を感じますが、履いている間は「重たいなぁ」とか感じることはありませんでした。
まあ「サブ3.5に届かないレベル」「カラダがゴツめ、脚の筋肉多め」の私の体感なので、あまり参考にならないかもしれませんが(苦笑)。
価格に関しては確かに高いですが、アルファフライ3よりも耐久性はありそうなので、後述のヒモさえ替えれば良いシューズだと思います。
悪いところ
「悪いところ」として挙げるポイントはあまりないかなぁと思っています。
一点を除いて。
その「一点」とは、紐(ヒモ)です。
YouTubeなどで他のランナーの方も指摘していますが、CIELO X1のヒモは「なぜそんなヒモにした?」と疑問を呈したくなるくらい、良くないです。
ヒモの素材が…、ちょっと厚めのナイロンみたいな素材で、縛りにくく(結びにくく)ほどけやすいのです。靴ヒモとして致命的…(泣)。
私はトレーニングで一度使用してみてすぐに「このヒモじゃダメだ!」と感じたので、東京マラソンでは別のヒモに替えました。
ナイキのヴェイパーフライ、アルファフライなどは、ヒモも解けにくくしっかりしたものが使用されていて、細かいところまで配慮が行き届いているなぁという印象を持っているだけに、こういうところに「詰めの甘さ」を感じました。
OnのCloudboom Echo 3もそうでしたが(ヒモはイマイチだった…)、なかなかの価格設定をしている以上はヒモもしっかりしたものにしてほしいものです。
良いシューズだけどやっぱり…
今回の東京マラソンでは、自分と同じサブ3.5近くのランナーの中にもアルファフライ3を履いている人がいましたし、フィニッシュ後のゾーンで私より先にフィニッシュしていたランナーの中にもアルファフライ3を履いていた人がちらほらいました。
うらやましく思ったのと同時に、やっぱり欲しくなりました(笑)。
CIELO X1もヒモさえ替えれば良いシューズだと思いましたが、やっぱりアルファフライ3と比較してみたいなと感じます。
欲を言えば、アディダスのADIOS PRO 3とかアシックスのMETA SPEED PARISシリーズ、プーマのFAST-R 2などとも比較したいですが、そんなに予算はない(苦笑)。
ということで、アルファフライ3は新色が発売されたら狙ってみようかと思います。
「これだ!」というカラーのタイミングを模索して(笑)。