マラソン界のGOATが東京で再び!うれしいけど意外だった
来年3月3日に予定されている東京マラソン2024に、エリウド・キプチョゲとシファン・ハッサンが出走するとのニュースがありました。
キプチョゲは言わずと知れたマラソン界のGOAT。
ハッサンはトラックレースからマラソンまで現役バリバリの世界トップクラス。
東京マラソンで同じコースを同じ日に走れるというだけでワクワクします♪
キプチョゲ2度目の東京マラソン。私も2度目の東京マラソン(笑)
キプチョゲは今回の2024の出走で2度目の東京マラソンになります。
2022年(大会名は「2021」)に初参加しており、コースレコードの2:02:40で優勝しました。
このタイムは、現時点ではキプチョゲ自身か、ケルヴィン・キプトゥムにしか超えられないのではないかと思っています。
なので、もちろんキプチョゲにはコースレコード更新を期待したいところです。
「2021」では、レース序盤に先導バイクがコースを誤誘導してしまうハプニングがありました(これで数秒ロスしたのは間違いない)。
今回はそんなことがないといいなと思っています(普通ないことなのですが)。
で、私自身も今回の2024の出走で2度目の東京マラソンです。
しかも初参加はキプチョゲと同じ「2021」でした♪
「2021」はいろいろ不本意なレースでした。
・コロナ明け最初のレースで感覚がイマイチだった
・コロナ太りが解消されていない状態だった(苦笑)
・手荷物を預けられないのは事前に知っていたが装備しすぎた
タイムもイマイチで、フィニッシュした瞬間に「次はリベンジしてやる!」と心に誓っていました(苦笑)。
キプチョゲどうした?
キプチョゲが東京マラソン2024に出走すると知って、ふと「あれ?」と思ったことがありました。
「WMM(ワールドマラソンメジャーズ)完全制覇」の野望はどうしたんだ? と。
東京マラソン2021の前後あたりに、キプチョゲは「WMM6レース(※)の完全制覇」と「オリンピック3連覇」を目標にする、という記事を見ました。
(※)WMM6レース=ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティ(NYC)、東京、ロンドン、ボストン
まだ制覇していないのはボストンとNYCなので、今年4月に6位に終わったボストンで来年リベンジするものだと思っていました。
それだけに意外でした。
もちろん東京を走ってくれるのはうれしいですが(笑)。
ただ、同時に思ったのは、まだ制覇していないボストンとNYCは、両方ともペーサーがいないレースであることです。
今年4月のボストンでは、先頭集団のランナーがみんなキプチョゲに先頭を引っ張らせる形で「キプチョゲ vs その他大勢」という構図になっていて走りづらそうでした(悪天候と相まって調子が狂ったのは間違いない)。
なので、オリンピック前に
「ペーサーがいて、しかもフラットな東京でいい感じで走ってオリンピックに臨もう」
というふうにしたのかなぁ? なんて思いました。
オリンピックもペーサーはいないんですけどね(苦笑)。
ハッサン参戦も楽しみ
女子のシファン・ハッサンの参戦も楽しみです。
同時期にトラックの1500m走からマラソンまで世界トップクラスというのは、これまで男子選手にもいなかったのでは?
中長距離の総合力では世界で1、2位を争う選手と言っていいでしょう(もう一人はレテセンベト・ギデイ)。
しかも、マラソン2戦しか経験していないにもかかわらず、WMMはすでに2勝(ロンドン、シカゴ)。
間違いなく今度の東京マラソンでWMM3勝目を狙うでしょう。
女子で初めてWMM完全制覇するのはハッサンかもしれません。
こないだのシカゴマラソンでは2時間14分を切る世界歴代2位のタイムだったので、今回の東京でもコースレコード更新も期待できるのではないかと思っています。
(現在の東京マラソン女子コースレコードは、ブリジット・コスゲイの2:16:02)
いろいろ楽しみ♪
今度の東京マラソンは、パリオリンピック日本代表の3人目の選手が決まるレースだし、注目度が高いかと。
男子選手も女子選手もキプチョゲとハッサンのいる先頭集団に食らいつく選手がいるといいなぁと思っています。
そして何より私も出走して本気で自己ベスト更新&3時間30分切りを狙いに行くので、緊張感もワクワク感もあります(笑)。
おそらくキプチョゲとハッサンとは途中ですれ違う機会があるでしょう。
私はその時だけは神様を崇めるように2人の走りを見ようと思っています。
もちろん必死になって走りながら(笑)。