ケルヴィン・キプトゥムのマラソン世界記録のラップタイムが改めてハンパなかった
つい先日のシカゴマラソン2023で世界新記録(2:00:35)を樹立したケルヴィン・キプトゥム。
公認のマラソン競技で人類初の2時間1分切りというだけでもうハンパないのですが(苦笑)、その2:00:35の内訳(ラップタイム)を見たら、いっそうハンパなく感じました。
キロ3分がない!
シカゴマラソンでの走りっぷりを見ていた時も「スゲェな、これは!」と思っていたのですが、数字による内訳を見たことでさらに「スゲェな」と思いました。
Facebookのタイムラインで流れてきた、とあるランニング系メディアの投稿から拾ったデータなのですが、2:00:35の5km毎のタイム(ラップタイム)および平均ペースはこんな感じだったそうです。
スタート~5km 14:26 2:54/km
5km~10km 28:42(14:16) 2:52/km
10km~15km 43:09(14:27) 2:54/km
15km~20km 57:39(14:30) 2:54/km
ハーフ 1:00:48 2:53/km
20km~25km 1:12:04(14:25) 2:54/km
25km~30km 1:26:31(14:27) 2:54/km
30km~35km 1:40:22(13:51) 2:47/km
35km~40km 1:54:23(14:01) 2:49/km
40km~ゴール 2:00:35 2:50/km
まず驚いたのが、5km毎のラップタイムで15分台、つまりキロ3分台が全然なかったことです。
2時間0分台の世界記録なのだから当然なのかもしれないですが、15分台のラップタイムがなかったというのが驚きです。
どんな高速レースでも途中で15分台になる場面があるものですが、一番遅い5kmラップタイムが14:30というのは、文字通り異次元だと思いました。
やっぱり30kmからめっちゃ速かった!
レース中継を見ていた時も、30km過ぎからトップギアに切り替えてものすごいペースで走っていたのは見てとれましたが、数字を見て改めてすごいことが分かりました。
30km以降ずっとキロ2:50を切るペース(汗)。
30~35kmのラップタイムが13分台(汗)。
ちょっと調べてみたら、歴代の陸上日本選手権の男子5000m走優勝タイムと大差はありませんでした(汗)。
そんな速さが30km過ぎに出るのだから、もう……。
パリ五輪で「夢の対決」が実現?
そんなキプトゥムですが、来年のパリオリンピックでマラソン界のGOAT エリウド・キプチョゲと走るつもりでいるそうです(これもFacebookから流れてきた投稿の情報)。
キプチョゲ自身も、かねてから史上初のオリンピック マラソン3連覇を視野に入れており、ケニア代表枠はこの2人ともう一人誰か、になる可能性が高いでしょう。
金メダル争いも、この2人の一騎打ちになるんじゃないかと。
今から楽しみです。