日本は悔しい敗退…でもラグビー ワールドカップ2023はつづく
10月8日の日曜夜は、シカゴマラソンの前にラグビー ワールドカップのプールリーグ最終戦 日本 vs アルゼンチンの試合を見ました。
日本代表に勝ってほしかったし、試合を見ていて
「おっ!勝てるのでは!?」
と思わせてくれる場面もありました。
でも、悔しいけどアルゼンチンの方が強かったです。
勝てないわけではなかった(と思う)
今回のアルゼンチン戦を見て思ったのは、
・15対15の勝負なら、アルゼンチンに勝つことは可能(=勝てないわけではない)
・ほんの細かいところの違いで負けてしまった
・登録メンバー33対33では、まだアルゼンチンには勝てない
ということです。ラグビーに関してはシロウト同然ですが(苦笑)。
ピッチに出ている15人と15人での勝負では、決してアルゼンチンに負けていなかったと思います。
フィジカル、特に当たりの強さではアルゼンチンの方が強かったですが、スクラムやキックでのボールコントロールは決して負けていなかったですし、日本のサインプレーは前回・前々回と同様に素晴らしかったです。
私が「惜しい!」と思った(というか、よく思う)のは、トライに結びつきそうな最後の2~3本のパスです。
サッカーで言えばラストパス、バスケで言えばアシストになるパスでしょうか。
この2~3本のパスが、もらう選手が捕りやすいボールでないことが多い気がするのです。
いい感じでボールが上手くつながって「よし!いける!」と思った時に、トライにつながりそうなパスがちょっと前すぎたり高すぎたり足元に行ってしまったり…というのをよく見るのです(で、ノックオンになったり、流れが止まってしまったり…)。
世界ランク上位国との違いは、ほぼそこじゃないかとさえ思います。
実際にはフィジカルの差や技術的な差もそれなりにあるのでしょうけど、「パスがしっかりつながれば…」と思うのです。
選手は決して雑なプレーをしているわけではないと思います。
でも、やっぱりワールドカップのような大舞台で強豪国が相手となると、焦りが出たり、本来のプレーが出来なくなったりというのがあるのかなと。
仕方ないことなのですが、やっぱり見ていて「うぅぅ~、惜しい!」と思ってしまうのです。
選手層の厚さはまだ差がある
15対15の勝負では決して負けていなかったと思った一方で、ベンチメンバー、さらには登録メンバー全員での勝負であれば、まだアルゼンチンには勝てないと思いました。
一言で言えば、「選手層の厚さ」ということです。
日本戦の直前、アルゼンチンは格下のチリ戦で「Bチーム」とも言えるメンバーで試合をしていました。
日本戦で全力を出すべく主力メンバーを温存させることができたと思います。
一方で日本は、直前の相手がサモアだったこともあるのでしょうけど、ほぼベストメンバーで試合をしていました。というか、4試合ほぼ同じスタメンだったと思います。
サブの選手の実力が格段に落ちるわけではないと思うのですが、それでもやっぱり違いはあるのでしょうし、「チリぐらいの相手だったらサブメンバーだけで勝てるぜ!」というわけでもなかったのかなと。
この違いは長丁場のワールドカップでは大きいんじゃないかなと思いました。毎試合のリカバリー度合いに差が出てきますからね。
ベスト8よりも上を目指すなら尚更です。
まだつづく。ここから大勝負の連続
ラグビー日本代表のワールドカップは終わってしまいましたが、ワールドカップはまだつづきます。
来週からの決勝トーナメント。
1回戦から熱いカードの連続です。
アイルランド vs ニュージーランド
フランス vs 南アフリカ
イングランド vs フィジー
ウェールズ vs アルゼンチン
どっちが勝つのか予想が難しいです…。
(イングランド vs フィジーはイングランドかな)
ベスト8がベスト4のような熱いカードだし、ベスト4になれば決勝戦のような熱いカードになることでしょう。
まだまだ楽しめるし、楽しみたいと思います。