PFPランキングは難しい…。でも1位と2位は間違いない!
週末に行われたウェルター級4団体統一戦(テレンス・クロフォード vs エロル・スペンスJr)の結果を受けて、『The Ring』誌のPFPランキングがアップデートされました。
テレンス・クロフォードが1位、そして井上尚弥選手は2位でした。
ちょっと残念ではあったのですが、「仕方ない」と思うのと同時に、「この2人は間違いない!」と思っています。
クロフォードの1位はしゃあない
クロフォードが1位になったのは妥当だと思っています。
「井上選手より明らかに素晴らしいから」ではありません。
本当に僅差だと思います。ボクシングの巧さや面白さは甲乙つけがたいし、井上選手がトップでもおかしくないです。
ただ、今回に関してはクロフォードの方が強烈だったなと。
無敗同士、しかも「ウェルター級頂上決戦」とも言えるスペンスJrとの対戦で、あれだけ圧倒してKO決着したわけですから。
この試合は戦前予想できず、判定までもつれて、しかもスプリット(2-1)になるかなとも思っていました。
お互いそのぐらいの実力者で、「やってみないと分からない」という感じでした。
にもかかわらず、あの圧倒ぶり。
スペンスJrは去年10月に交通事故で脚を負傷したようですけど、今回の試合にその影響はなかったはず。
動きも決して悪くなかったし、試合時のコンディションも決して悪くなかったと思います。
にもかかわらず、あの圧倒ぶり。
3度のダウンのたびに「うわー!」と言ってしまいました(苦笑)。
(井上選手がダウンを奪ったシーンでも「おぉぉぉ!!」と叫びましたけどね(^^;))
頂上決戦であの圧倒ぶりだったし、史上初めて2階級で4団体統一をしたので、
「まぁ今回はクロフォードだよね」
と思いました。
2位も間違いない
1位がクロフォードなので、井上尚弥選手が2位なのは間違いないでしょう。
「そりゃそうだろう」という感じです。
スーパーバンタム級転向初戦で、いきなりこの階級のトップと言ってもいいスティーブン・フルトンを相手にあの勝ちっぷり。
今回の結果をもって、もう「スーパーバンタム級でナンバーワン」と言っていいでしょう。
多くの解説者もコメントしていますが、もう1人のスーパーバンタム級チャンピオンのマーロン・タパレスの方が、井上選手にとって戦いやすそうに見えます。
というか、タパレスが井上選手に勝つところが全然イメージできないです(苦笑)。
年末にこの2人が対戦する(4団体統一戦を行う)可能性があるので、そこで井上選手が圧倒すれば1位と2位が入れ替わる可能性はあると思っています。
いずれにしても、今のPFPツートップはクロフォードと井上選手で間違いないでしょう!
3位以下は難しい…
『The Ring』誌で発表された最新ランキング(2023年7月29日現在)によると、トップ10はこんな感じだそうです。
1位 テレンス・クロフォード
2位 井上尚弥
3位 オレクサンドル・ウシク
4位 サウル・"カネロ"・アルバレス
5位 ドミトリー・ビボル
6位 エロル・スペンスJr
7位 デヴィン・ヘイニー
8位 ジャーボンテイ・"タンク"・デイビス
9位 テオフィモ・ロペス
10位 ワシル・ロマチェンコ
3位以下は難しい…。
同時に、個人的に思うところがいくつかあります(笑)。
「カネロがまだ4位なのかぁ」とか、
「スペンスJrはあの負け方でも6位なのかぁ」とか、
「タンクはもう少し上でもいいんじゃないかなぁ」とか、
「シャクール・スティーブンソンをトップ10に入れてほしいなぁ」とか。
私と違う意見の人もたくさんいることでしょう。
なので、直接対決できないランキング付けは難しいということかと。
繰り返しますが、1位と2位は間違いないと思っています。
余談
先週の井上選手の試合、こないだのクロフォードの試合と見ましたが、両試合とも入場の時に勝敗を確信しました。
井上選手の入場曲『Departure』での入場の時に、
「あぁ、この試合は井上選手の勝ちだ!」
と思いました。フルトンの入場前でしたが(笑)。
勝者のオーラというか雰囲気が画面越しに伝わってきたのか分かりませんが、「勝つ人」の入場にしか見えませんでした。
『Departure』も井上選手とマッチしていて、入場だけでジーンときました。
クロフォードも同様でした。
エミネムの『Lose Yourself』が流れ出して、エミネム本人とともに登場。
エミネムがクロフォードを紹介して盛り上げて、クロフォードが出てきたところを見て、
「あぁ、これクロフォードが勝つ」
と思いました。
クロフォードも気負った感じもナーバスな感じもなく集中している様子で、「勝つ人」の入場に見えました。
「勝敗予想のベット(賭け)が入場時まで可能だったら、けっこう当たる確率高いかも!」
なんて、ちょっとだけ思いました(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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