デンバー・ナゲッツが初のNBAチャンピオンに。NBA30年の変化を改めて感じる

NBA

昨日、2023NBAファイナルが終了。4勝1敗でデンバー・ナゲッツがチーム史上初のNBAチャンピオンに輝きました(そういえば「ワールドチャンピオン」でもある)。

 

「4勝1敗でナゲッツ勝利」は私の戦前予想が的中する形になりましたが、的中したことに

「予想したとおりだったでしょ?すごいっしょ?」

とドヤりたい気持ち(笑)よりも

「変わったなぁ…」

というのをしみじみ感じました。

 

 

「予想通り」だったが「希望通り」ではなかった

予想的中は別にすごいとは思っておらず(いや、本当に)たまたまだと思うし、10人が予想したら3人ぐらいは当てていたんじゃないかと思っています。

 

ただ、↑のような予想をしつつも、本心では

「ヒート頑張れよ!Game7まで行ってくれよ!」

と思っていました。
その方が面白いし(笑)。

 

なので、昨日終わった時は

「あぁ、終わっちゃったか…」

という感じでした。

 

「変わったなぁ」その1

そして、「あぁ、終わっちゃったか…」の後に感じたのは2つの

 

「変わったなぁ」

 

でした。

 

まずは、デンバー・ナゲッツ。

約30年前の1994年、ナゲッツはプレイオフ第8シードで出場していました。
で、当時の第1シードだったシアトル・スーパーソニックスに勝って、NBA史上初の「下剋上」をやってのけていました。

当時試合をTVで見ていたので、今も強く印象に残っています。
特に、終了の瞬間にディケンベ・ムトンボが倒れ込んで喜んでいる姿を(↑の画像)。

 

今回ナゲッツは堂々の第1シード。
しかも危なげなく勝ち上がり、ファイナルでも圧勝。

NBAもナゲッツもこの約30年でいろいろありましたが(特に1997-98シーズンは、レギュラーシーズン成績が11勝71敗と史上最悪レベルだった…)、変わったなぁと感じました。

 

「変わったなぁ」その2

もう1つ「変わったなぁ」と感じたのは、外国人選手(アメリカ以外の国籍の選手)の活躍です。
「NBAの国際化」と言えばいいのでしょう。

 

ちょうど30年前の1992-93シーズンは、ドリームチームがバルセロナオリンピックで金メダルを獲得した直後で、マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズが1回目のスリーピートを達成したシーズンでした。

当時は、NBAで活躍する外国人選手は数えるほどしかいなかったのでは?
思いつく限りでは、

ドラジェン・ペトロビッチ(クロアチア)
デトレフ・シュレンプフ(ドイツ)
サルナス・マーシャローニス(リトアニア)
アキーム・オラジュワン(ナイジェリア)
ディケンベ・ムトンボ(コンゴ民主共和国)
ブラデ・ディバッツ(セルビア)

ぐらいだったのではないかと(もう少しいた?)。

まだトニー・クーコッチやアルヴィーダス・サボニスがNBA入りする前のことでした。

 

それから30年経ち、外国人選手は多くのチームでスターターにいるし、今季のようにレギュラーシーズンもファイナルもMVPが外国人選手になったりしています。

「変わったなぁ」としみじみ感じるのです。

 

「今から30年後」も変わっていそう

そんなことを思うと、

 

「今から30年後もまた変わっているんだろうなぁ」

 

なんて思います。

どう変わっているかは予想できませんが(苦笑)。

 

もっと国際化が進んで、アメリカ以外の国からとんでもない才能の選手が現れているかもしれないです。
日本人選手ももっと増えているかもしれないし、今のステフ・カリーよりもすごい長距離シューターがいるかもしれない。

そんなことを想像すると、NBAはこれから先も面白そうだなと思います。