「NBA史上最高の逸材」の行き先がほぼ決定。面白そう
2023年NBAドラフトは、ある「逸材」の行き先が決まるためとても注目されています。
少なくとも私は注目しています(笑)。
その「逸材」は、
「20年…いや、それ以上…に1人」
「レブロン以来…いや、それ以上の逸材」
「NBA史上最高のプロスペクト(有望選手)」
などと言われており、1位指名が確実視されています。
で、昨日ドラフト1位指名権の抽選が行われました。
未だに正しい表記が分からない(苦笑)
その「逸材」は、ヴィクター・ウェンバニャマ。
19歳のフランス人選手。
「Victor Wembanyama」と書くのですが、日本のメディアの間で苗字は「ウェンバニャマ」とか「ウェンバンヤマ」と書かれています。
どっちが正しい読み方なのか、まだよく分かっていません(苦笑)。
「ウェンバンヤマ」だと「円盤山」みたいなので(笑)、私はここでは「ウェンバニャマ」と書きます。
「逸材」の理由
で、そのウェンバニャマ。
何が「逸材」なのかというと、カラダのサイズ、できるプレー、スピード、シュート精度が人並外れているのです。
まず身長。
7フィート4インチ(223cm)です。
「人間山脈」アンドレ・ザ・ジャイアントと同じ(そういえばアンドレもフランス人だった!)。
シャックよりもムトンボよりもデカい。
19歳と若いためカラダの線が細いのですが(まだ100㎏ないっぽい)、NBAに入って鍛えればすぐに強くなるでしょう。
リーチも非常に長く、ウィングスパン(両腕を真横に広げた時の左右指先の間の長さ)は244cmだそうです。
サッカーのクロスバーの高さと同じ(汗)。
たぶん軽くジャンプしただけで、かなりの確率でブロックショットできるのではないかと。
で、デカい選手はスピードに難があることが多いのですが、動きはとてもスムーズ。
シャックほど敏捷性(キレキレ具合)は高くなさそうですが、ニコラ・ヨキッチよりは動きがよさそう。
ボールハンドリングはデカいのに上手いです。
複数の相手を自分に引き寄せておいて、オープン(フリー)の選手にアシストをするということも普通に出来そう。
おまけにシュートも上手い。
ミドルレンジからのショットはもちろん、3ポイントも高精度で決めることができます。
もちろんこれから更に精度を上げることが出来るでしょう。
まだ若いうえにデカいのにとにかくすごい選手です。
フランスでの試合やフランス代表の国際試合をYouTubeで見ましたが、一人だけデカウマ(誉め言葉)で「ああ、なるほど。すごい」と納得しました。
面白そう
そんなウェンバニャマがNBA入りしてどこのチームに行くのかが注目されていましたが、昨日NBAドラフト指名権の抽選会が行われ、サンアントニオ・スパーズが1位指名権を引き当てました。
スパーズ行きで99.9%決定でしょう。
グレッグ・ポポビッチHCが喜びのあまりはしゃいでいる映像がありましたし(笑)。
しかしスパーズに行くというのは、ちょっとした縁みたいなものを感じます。
デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカンというレジェンド級のビッグマンを連続して輩出したチーム。
そんな2人のビッグマンがいた頃から長年率いているポポビッチがHCのチーム。
同じフランス人のトニー・パーカーが約18年間所属したチーム。
ダンカンが引退してすぐにこんな逸材が入ってくるのだから、スパーズは盛り上がることでしょう。
ウェンバニャマ本人も、ダンカンから直接指導を受けられる機会が容易に出来そうだし、さらにスキルアップに磨きがかかるのではないかと。
まずは身体作りが課題になるのでしょうけど、ロビンソン、ダンカンを鍛え上げたメソッドみたいなものがあれば問題ないのではないかと思います。
そんなわけで、ウェンバニャマが入ったスパーズが今のNBA勢力図をどう塗り替えていくのか、今から楽しみです。
ちなみにドラフト2位指名権はシャーロット・ホーネッツが引き当てたそうです。
ホーネッツが誰を指名するのか、その選手がどう活躍するかもちょっとだけ楽しみです。