「それ、ワシやないかい!」あるワードの意味を理解して思ったこと
先週末に行われたワールドトライアスロンシリーズ横浜大会。
アイアンマン世界チャンピオンの2人、クリスティアン・ブルメンフェルトとグスタフ・イデンが出場するので生観戦したかったのですが、あいにく天気がビミョーだったのでTV中継で観戦しました。
(途中から雨が激しく降ったりしていたので結果オーライでした)
両選手の結果は期待通りではなかったですが、中継で出てきたあるワードが引っかかり、それを理解したことで自分のランニングを見直す良いきっかけになりました。
「足が●●●いる」
横浜大会は生中継があるので見るようにしているのですが(時差もないし)、毎年面白いです。
生観戦も2~3度したことがあり、2012年ロンドンオリンピック銀メダリストのハビエル・ゴメス・ノヤ(スペイン)と握手したこともあります(笑)。
今回はTV中継での観戦だったのですが、一番注目するランである言葉が引っかかりました。
「脚が流れちゃってますねぇ」
そう。この「脚が流れる」という言葉。
過去にもマラソンなどの中継で何度も聞いたことがあるはずなのですが、だいたい1つのレースにつき1~2度くらいだったかと。今までは特に気にせず聞き流していました。
ところが、今回のレースでは男女のレースで計7~8回聞きました(解説の方が気にしていたのでしょう)。
そのため、この「脚が流れる」というのがどういうことか気になってきました。
「それ、ワシやないかい!」
どうも「脚が流れる」というのは、
走っている時に、踏み込んだ方の脚がカラダの後ろにいってから前に運びきれていない状態
のことを言うようです。
「脚が後ろに流れている」ということです。
後ろに脚が流れるということは、脚をカラダより前に運べていないということで、前に進む力が弱くなっている(=ペースダウンにつながる)状態と言えます。
そして、そうなってしまう原因はいくつか考えられますが、シンプルに2つに絞るなら
1. そもそものフォームがそうなってしまっている
2.脚が疲れてしまい、前に運べなくなっている
ということかと。
今回の中継で言っていたのは後者が原因なのでしょう。
そのことを理解して私がふと思ったのは、
「それ、ワシやないかい!」(J内T則さん風)
でした(苦笑)。
レース終盤の私がまさにそれ(苦笑)
この「脚が流れる」という状態。
レース終盤の私がまさにこの状態でした(苦笑)。
ハーフマラソンぐらいまでのレースなら(遅いなりに)脚が流れずに走り切れていると思うのですが、フルマラソンだと30km前後からそうなっているように思います。
実際、ここ1年くらいの自分のレースの定点動画(誰かがYouTubeにアップしてくれている定点カメラ映像)で自分の走りを見ていると、30km過ぎの自分は脚が流れまくっていました。
「一応前に走れています」ぐらいのヒドイ状態…。
当然脚が疲れていることが原因なのだと思いますが、あからさまに流れていたので「そりゃ思っている以上にペースも落ちるよな」と思わざるをえませんでした。
と同時に、この終盤の状態を改善できればペースダウンの程度を抑えられるのではないかと思いました。
脚が疲れてヤバくなってきても、流れるままにせず前に運ぶことを意識する。
これだけでちょっと違ってくるんじゃないかと。
ということで、これからトレーニングで長い距離を走る時は「脚が流れないようにする」を意識していこうと思います。
早く改善できそうな課題が見つかったので、TV中継見てよかったと思いました(笑)。