ワールドカップ2022のベスト8が出揃ったのでここまでをふわっと振り返ってみた
ワールドカップ2022カタール大会の決勝トーナメント1回戦の全日程が終わりました。
準々決勝は9日深夜から始まり、少しインターバル期間ができたので(笑)ここまでの振り返りで思ったことをふわっと書いてみました。
グループリーグは「予想外」が多かった
グループリーグ(以下、GL)は予想外な結果が多かったです。
アルゼンチンがサウジアラビアに負けたり、
ドイツとスペインが日本に負けたり(すいません。日本の負け予想でした)、
ドイツ、ベルギー、ウルグアイが敗退したり。
アルゼンチンは苦戦予想をしていましたが、サウジアラビア戦以降は調子を上げているなという印象です。
上の方まで勝ち上がれるかどうかはメッシの相方となるストライカー次第だと思っているのですが、今のところメッシの奮闘で勝てているのでそこも予想外です(苦笑)。
ドイツは日本戦の後に書いた通り。
負けたのが痛かったねというほかないです。
トーマス・ミュラーやGKマヌエル・ノイアーあたりが代表を退くでしょうし、「暗黒時代」に突入しそうですね。
EUROやW杯の予選は通過できても、本大会で優勝を狙えるチームになるのはしばらく難しいんじゃないかなと思います。
相手にとって脅威となるストライカーが出てこないと。
ベルギーは無難に勝ち上がると思っていたので、GL敗退は予想外でした。
エデン・アザールが前回大会とは別人のように不振で、全然相手の脅威になっていませんでした。あれじゃあレアルではベンチに座るしかない…。
ロメル・ルカクのコンディションがイマイチだったことも痛かったですが、選手層が思いのほか薄かったんだなと思いました。
今後しばらくベルギーも厳しいかもしれませんね…。
あと、本来の主力(ベンゼマ、カンテ、ポグバ等)を欠いたフランスも苦戦予想していましたが、順調に勝っている、むしろ好調のようにさえ見えるのも予想外。
次のイングランド戦が正念場でしょうね。
アジア勢とモロッコの躍進
決勝トーナメントに勝ち上がった16か国の地域別内訳は以下の通りになりました。
欧州…8か国
北中米…1か国
南米…2か国
アフリカ…2か国
アジア(+オセアニア)…3か国
アジア勢が3か国も決勝トーナメントに上がるのは初めてのことでした。
日本のみならず、オーストラリアも韓国も驚きでした。大会前は「アジア全滅」の可能性だってあると思っていましたので。
次回以降はワールドカップ本大会出場国が「32→48」に増える予定で、アジア枠も「4.5→8」に増えることになっています。
当初は両方に大反対で、今でも「32→48」に関しては大反対のスタンスですが、アジア枠「4.5→8」に関してはいいんじゃないかと思うようになりました。
GLの中で常連強豪国以外で「おお!いいなぁ」と思ったのはモロッコでした。
特別「すごい!」と思う選手はいないのですが(もちろんアクラフ・ハキミやハキム・ツィエクはいい選手だと思う)攻守両面で組織的に動いている(選手間の連動がいい)ところが素晴らしいなとクロアチア戦、ベルギー戦を見て思いました。
ベスト8に上がったのは実力通りだと思うし、次のポルトガル戦も見応えがありそうです。
日本について
最後に日本について。
ワールドカップ本大会の中では過去最高に良かったと思いました。
もちろんコスタリカ戦は不満の残る内容・結果でしたが、ドイツ、スペインとの試合は現時点での最高レベルの出来だったのではないかと。
ドイツともスペインとも10回真剣勝負をすれば、高めに見積もっても
勝ち…1~2
引き分け…3ぐらい
負け…5~6
ぐらいだと思っています。今でも。
なので、「勝ち」を初顔合わせの今大会でやってのけた(しかも連破した)というのは称賛に値すると思います。
クロアチア戦も惜しかったです。
でも、まだベスト8に行くには何かが足りなかったということなのかなと。
(「何か」が何なのかは人それぞれ意見があるでしょうけど)
今大会の躍進を受けて、どの国も次回大会以降は日本を舐めてかかることはなくなるでしょう。
その時に今回と同じように…いや、今回以上にいい勝負ができるかどうかが課題だと思います。
これからはアジア枠が増えるのでアジア予選でテンパることはなくなるでしょう。
なので、アジア予選をサクッと勝ちつつ本大会ベスト8を目指したチーム作りができるといいなと思います。
他人事のような冷めた書き方ですいません。
日本代表、日本サッカーへの感情は中学生時代の30数年前に消失してしまったもので…(苦笑)。