ワールドカップ2022直前。展望、注目、期待などを淡々と書いてみた ~大会全体編~
今週末からワールドカップ2022カタール大会が始まります。
2大会連続でイタリアの出ないワールドカップ(泣)
ディエゴ・マラドーナのいない初めてのワールドカップ(泣)
ということで、個人的にあまり盛り上がっていないのですが、逆に淡々とフェアに見ることができそうです。
なので、まっさらなスタンスで今大会の個人的な展望、注目、期待などを書いてみました。
(2回に分けます。ここでは大会全体編、後日日本代表編を書きます)
主力選手のコンディションがカギかも
私に限らず多くの人が同じように思っているでしょうけど、こんなタイミングでの開催なので、万全のコンディションではない選手が多そうです。
疲労が溜まっていたり、小さなケガを抱えている選手もいるでしょう。
実際、大会直前のリーグ戦で負傷をして不参加を余儀なくされた選手もいます。
その意味では主力選手のコンディションがカギになりそうな気がしています。
そう見ると、前回大会の優勝国フランスは苦戦しそう…。
ベストメンバーで臨むなら、優勝候補筆頭だと思っていました。
今大会、カンテとポグバという中盤の支柱となるべき2選手を欠きます。
代役となるであろう若手のチュアメニとカマヴィンガにとってはチャンスではあるのですが、同時にプレッシャーもかかるでしょう。何しろ国民の期待を背負ってプレーするのですから。
期待半分、不安半分です。
強豪国はそれなりに勝ち進みそう
優勝候補、あるいは強豪と言われる国のグループリーグ(以下、GL)敗退のような波乱は少ないかなぁと予想しています。
ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、オランダ、スペイン、イングランド、ベルギー、ポルトガルあたりは手堅く通過するのではないかと。
ドイツは初戦次第。
初戦で苦戦 or 苦杯を喫した大会はGLで大苦戦するというのを経験しているし(82年大会はアルジェリアに負けてGL大苦戦、86年大会はウルグアイと引き分けてGL大苦戦、18年大会はメキシコに負けてGL敗退…)、反対に初戦でボロ勝ちした大会は優勝しているというのもあるので(1990年大会はユーゴスラビアに4-1、2014年大会はポルトガルに4-0)、初戦からトップギアで行くでしょう。
ん?初戦の相手は日本?
あぁ…。
ブラジルは優勝するには、9番(CF)の活躍が不可欠でしょう。
過去のワールドカップで「強いブラジル」は、エースストライカーがしっかり仕事をしていたように思います。
優勝した94年大会はホマーリオ(5得点)、02年大会はホナウド(8得点)、準優勝だった98年大会もホナウド(5得点)だったし、86年大会もカレカ(5得点)がいました。
(82年大会は例外かも。中盤が豪華だったけれど)
反対に、14年大会は9番(フレッジ)が1得点だけと残念だったし、18年大会もG・ジェズスが無得点に終わりました。
そんなわけで、今大会で9番を着けることになったヒシャルリソンに注目したいです。
もちろん10番のネイマールが9番の分まで仕事をして大爆発すれば面白いですが。
アルゼンチンはここのところ好調ですが、優勝できるかどうかは分かりません(苦笑)。
過去に、いざ大会が始まったら「あれれ?」ということもあったので。
ただ、直近のコパアメリカで優勝するなど、強いチームで大会に臨んでいるのは確か。決勝トーナメントの上の方まで行ける力はあると思っています。
カギはメッシ…ではなく、メッシの相方となるストライカーかなと。
メッシの相方が(得点に限らず)いい仕事をすれば行けそうに思います。
今大会の9番はフリアン・アルバレスですね。
オランダとスペインはまぁ強いでしょうけど、魅力という点では個人的にイマイチです(苦笑)。
かつてのオランダとスペインが比較対象なもので…。
イングランドは未知数です。
始まる前「いけるんじゃないか?」という大会でイマイチだったり、「パッとしないなぁ」という大会でいいところまで勝ち進んだりするもので(苦笑)。
ただ、GLの組合せには恵まれていると思うので、決勝トーナメントの組合せ次第かなと。
ベルギーは今大会で優勝を狙いたいところでしょうけど、う~ん…、E・アザール次第ですね。
ポルトガルも同様でしょうけど、優勝となると難しいかなぁと。
「超新星」の出現に期待
期待したいのは、すごい若手選手の出現です。
前評判の高い選手が期待通り活躍するのもいいですが、「なんだコイツは!?」とか「コイツ、こんなに凄かったのか!?」みたいな選手が出てくるといいなと思っています。それもワールドカップの魅力かなと。
以上とりとめもなくつらつらと書きましたが、感情的に見ることはなさそうに思うので(苦笑)、少しぐらい感情が揺さぶられる大会になるといいなと思っています。