「唯一絶対の正解」がないこともたくさんある
「○か×か」「AかBか」「正しいか誤りか」「賛成か反対か」などなど、二者択一の問題はたくさんありますが、「正解はない」「分からない」という答えもあっていいんじゃないのかと思うことが多々あります。
「唯一絶対の正解」が常にあるとは限らない
世の中で論争になっていることを見てみると、難しい問題がたくさんあります。
「●●は行うべきか、行わないべきか?」
「△△には賛成か、反対か?」
「次期○○に適任なのはA氏かB氏か?」
などなど。
必ず双方に支持・主張する人がいて、お互い喧々諤々の論争が行われます。
外野として見ていると、双方の主張・意見にも「たしかに」「そうだよなぁ」と思うことがあるし、自分自身が片方の側を支持している場合でも反対側の意見に「それもその通りだ」と思うことがよくあります。
そんな感じなので、このテの論争や問題に対してはまず
「この問題に唯一絶対の正解はあるのだろうか?」
と考えるようにしています。
そう考えると、正解がない、あるいは結果が出ないと分からない問題もけっこう多いんじゃないかなと思っています。
MVPはアーロン・ジャッジかショウヘイ・オオタニか
で、今すでに議論になり出していて、これからさらに紛糾しそうなのがこの問題。
選べないっすよ(苦笑)。
ジャッジの60HRプラス三冠王も申し分ない活躍です。
HRはもっと増えそうだし、守備での活躍も素晴らしいです。
特に肩の強さはヤバいです。
フォーム自体は軽く投げているように見えるのに、送球はめちゃめちゃ速い。イチローさんに負けず劣らずのレーザービームです。
一部ネットでは「世界一優しいレーザービーム」と言われていますが(笑)、本当にそんな感じ。
(一度YouTubeでハイライト映像を見ることをおすすめします)
一方のオオタニサンもすごい。
ベーブ・ルース以来の2ケタ勝利&2ケタHR。
勝利数は15に達するかもしれないし、防御率は2点台で5位につけているし、先発投手の多くの指標で上位にいます。
さらに、規定イニング数(162回)にも到達するかもしれない(これがまたすごいこと)。
打撃の方でも、34HRはリーグ4位。3塁打の数はリーグ3位タイ。OPS(出塁率+長打率)もリーグ3位(1位はジャッジ)。
(※上記数字・順位はいずれも2022年9月21日現在)
オオタニサンはどう見たらいいのか?
「サイ・ヤング賞候補にもなりうる投手が、34本もホームランを打っている」と見るか、それとも「MLBトップクラスのスラッガーが、先発投手として13勝もしている」と見るか。
どっちでもすごいのですが(汗)、他の選手と比較しようがないのが選考を難しくしているのでしょう。超越していることの裏返しでもありますが。
もしもオオタニサンがここまで活躍していなければ、ジャッジが満票でMVPでしょう。
もしもジャッジはがこんなに大爆発していなければ、オオタニサンが満票でMVPでしょう。
こんな2人が同じリーグで大活躍しているから決めるのが難しいのです。
繰り返しになりますが、選べないっすよ(苦笑)。
二択以外の回答案もあっていいはず
こんな難しい問題には、「ジャッジかオオタニサンか」という二択以外の案があってもいいのではないかと思います。
私は「2人ともMVPでいいじゃん」と思っています。
どっちかに決めるのは無理っすよ(笑)。
MVPがジャッジになれば
「あの年はオオタニこそがMVPにふさわしかった」
と言われるでしょうし、オオタニサンになったとしても
「あの年はジャッジこそが…」
と言われるでしょう。
そのぐらい選ぶのが難しいのではないかと。
何しろ、2人ともベーブ・ルースの記録に並んでいるわけだし…(汗)。
「ジャッジ vs オオタニ」論争に限らず、「どっち?」という問題には二択以外の答え方があってもいいんじゃないのかなと思いました。
MVPはマジでどうするんだろう?(笑)
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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