GGG vs カネロ 3は「期待≠予想」かもしれない…
今週末にゲンナジー・ゴロフキン(以下、GGG)とサウル・"カネロ"・アルバレスの4団体統一スーパーミドル級タイトルマッチが行われます。
今回は第3戦。
KO決着、もっと言えばGGGがカネロをKOすることを期待しているのですが、現実的な予想をすると逆になりそうな気がしています…。
↑第1戦の時のやつ
条件はほぼイーブンだが
前の2戦はミドル級で行われました。
GGGはこれまで一貫してミドル級で戦ってきて、WBAの王座はカネロとの第2戦で負けるまでに19度防衛してきました。
今回は1階級上のスーパーミドル級。
カネロが持つ4団体のベルトにGGGが挑戦する形になります。
GGGが階級を上げることが条件的に厳しいのでは、とも思えますが、個人的には問題ないと思っています。
というのも、減量がラクになるためです。
先日の村田諒太選手との試合では明らかに精彩を欠いていました(村田選手が奮闘していたことも大きいですが)。おそらく減量に苦戦したのでしょう。
もう40歳。限られた期間でパワーやスタミナを維持しながら体重をグッと落とすのは容易ではないでしょう。以前から筋量も多そうだし。
カネロがライトヘビー級で失敗してスーパーミドル級が適性階級だとしているのが今回の階級の要因だと思いますが、GGGにとっても都合が良かったのではないかと思います。
ただ、それでもGGGに不利な要素があります。
年齢差がどうしても…
GGGに不利なのはズバリ、年齢差。
40歳と32歳。
カネロはまだ年齢による衰えが出てきていないでしょう。パワーやスキルが向上していることを考えれば、今がピークに近いのではないかと。
40歳のGGGはやっぱり大きなハンディキャップを背負っていると感じます。
30代後半で対戦した過去2戦は互角以上に戦ったけれど、今回は相当苦戦するんじゃないかと思っています…。
期待と予想
期待しているのは、GGGのKO勝利です。
GGGが好きで、カネロは好きじゃないから。それだけです(笑)。
過去2戦の判定もビミョーだったし(ビミョーというか、おかしいレベル)、第1戦の後にはカネロからドーピングで禁止薬物が検出されているので。
ボクサーとして間違いなく強いし、レッスン状態だったメイウェザー戦から明らかにレベルアップしていますが、それでもカネロのことは好きになれません。
なので、ここらへんでGGGにガツンと倒してほしいなと思っているのです。
ですが、予想をするとう~ん…、逆の結果になりそうな気がしています…。
早期KOではなく8R以降の決着になると思いますが、早く倒そうとするGGGの攻撃を上手くいなして体力を削って、後半…いや終盤に決着させるのではないかと。
仮に判定までもつれたとしても、カネロ有利なのは過去2戦で実証済なので厳しい。
その意味ではカネロに分があるように思います。イヤですが。
ネガティブな予想になるのは不本意なのですが、当日はGGGを応援しながら、予想が外れることを願いながら見ようと思っています。