「1km≒50円」…ランニングシューズがそんなに高くないと感じられる考え方
ランニングに必須のランニングシューズ。
いや、究極的には靴がなくても走ることはできるけど、快適に長く速く走るためには必須と言えるかと。
そんなランニングシューズ、近年進化とともに価格が高くなってきています。
開発コストもあるし、テクノロジーも素材も進化しているし、何よりランナーにも好影響(タイム、走りやすさ等)をもたらしているので、個人的には価格アップに対する不満は今のところありません。
とはいえ、自分のフトコロ事情も考えなくてはいけないのが現実(笑)。
「高い」と思えば購入に躊躇します。
ただ、少し考え方を変えると、「そんなに高くないかも?」と思えそうです。
(他の人がはるか前から同じように考えていたでしょうけど(^^;))
●●●●の考え方をとり入れる
自分の中で、ランニングシューズは「投資」の一環だと思っています。
投資と言っても、お金を増やす投資ではなく健康への投資。
運動することで健康や体力が維持でき、将来の自分の医療費負担を軽減できるだろうという意味合いでそう考えています。
(お金だけでなく時間も「投資」していますが)
そして、ランニングシューズは1度や2度履いておしまいではなく、ある程度の期間使い続けるもの。
使用期間はそんなに長くないけれど、設備投資みたいなものかなと。
じゃあ、減価償却みたいな考え方で消費を数字化すればいいんじゃないかと考えました。
一応会計士なので(笑)。
年数ではなく距離
一般的に減価償却と言えば定率法や定額法で行うのが大半でしょう。
税法に法定耐用年数があるので、それに従っておこなっている会社や個人事業主がほとんどかと。
ただ、ランニングシューズは耐用年数は見積もれません。
耐用年数はランニング頻度や所有シューズ数によるし、1年もたない人も多いかと。
そこで生産高比例法という、使用度合いに応じて償却していくという考え方を取り入れるのです。
「使用度合い」は、ランニングシューズの場合は「走行距離」でしょう。
どんなランナーも距離に応じてシューズが消耗していくので。
なので、シューズに対して「走行距離」を見積もってみるのです。
ただ、これもシューズによりけり。
レース用シューズだと600~800km前後、トレーニング用だと800~1000km以上かと。
なので、シューズごとに「耐用走行距離」を事前に見積もってみるのです(ざっくりでもOK)。
たとえば、私はこんなふうに見積もっています。
アルファフライ2、ヴェイパーフライ2…600km
インフィニティラン2、インヴィンシブルラン2…1000km
アルファフライ2(定価31,900円)で600km走るとすれば、1kmあたり約53円になります。
インヴィンシブルラン2(定価22,000円)で1000kmならば、1kmあたり22円。
ちょっと安く感じられませんか?(笑)
インヴィンシブルラン2で20km走れば440円になりますが、ゴルフの打ちっぱなしの使用料やバッティングセンターの使用料などと比べると安く感じられるんじゃないかと。
アルファフライ2でフルのレースを走れば約2,200円になります(約53円×42.2km)。
少し「あぁ、そんなもんなんだ」と思えるのでは(笑)。
使い続ける(走り続ける)のが前提
こんなふうに考えるようになってから、高いランニングシューズ購入への抵抗感がだいぶ減りました。
無抵抗に買ってしまうのも考えものですが(苦笑)。
ただ、購入したら使い続ける(走り続ける)必要があります。
シューズは使わなくても経年劣化があるし、新しいシューズが出れば買い替えたくなるから、「減損」を検討しなければならなくなります。固定資産の減損もそうですけど、それは避けたい(笑)。
見積もり違いで想定より早くダメになってしまうこともあるでしょうけど、こんなふうに考えて購入して管理していくうちに見積もりの精度が上がっていくし、ランニングも続けられるようになるのでは。
ということで、自分を実験サンプルにして日々ランニングしています(笑)。