【人のふり見て我がふり直せ】データの取扱いには全力で気をつけたい

会計士,雑感

昨日ニュースで、市民全員の個人情報が入ったUSBメモリーを、市から業務委託を受けた業者の社員(?)が紛失した、という記事を見ました。

「何してるんだよ」と思ったのは一瞬だけで、自分もデータの取扱いには気をつけないとなと改めて、そして強く思いました。

 


↑USBメモリーっぽいSDカードアダプター。USBメモリーをもう持っていないので(苦笑)

 

紛失はなくならない

紛失したデータは、自分が住んでいるところとは別の場所だったこともあり、それほど感情的に憤慨することはほとんどなかったですが、「もし自分の個人情報が…」と考えると、やっぱりけしからんなとは思います。

 

ただ、それ以上に「紛失はなくならないものだなぁ」と感じました。

 

私が組織に在籍していた時(退職して今年で10年になります…)、1~2年に一度ぐらいの頻度でスタッフの誰かが貸与されていたノートPCを紛失するということが起きていました。

紛失した理由(原因)はいくつかあり、

・飲み会に持って行って失くした(今回のUSBメモリーと同じ)

・PCを入れたバッグを電車の網棚に置いていたが、慌てて降車した時に忘れて降りた

・レストラン(カフェ?)で業務中に、ちょっとだけ席を離れた時に盗まれた

等がありました。

 

理由はともかく、クライアントのいろいろなデータが入ったPCを紛失しているので、とても大事(おおごと)でした。当然です。

どこかで誰かがPCを紛失すると、管理職以上全員に一斉メールでPC紛失があった旨が通知されていました。
(自分の部下が紛失した場合は、そのスタッフの名前、担当クライアント、PCに入っているデータ等の情報が別途通知され、大至急クライアントに直接謝罪に行くようにとの指示もあったそうです…)

なので、そんなメールを見る都度「うわ…」と思っていました。

 

そして毎回PCの取扱いに対する注意喚起が行われ、年々厳重な管理体制になっていました(飲みに行く時はPCもUSBも持ち歩き厳禁等)。
私が退職してからどうなっているか知りませんが、さすがにないかな…と思っています(そう思いたいです)。

 

話は戻って、今回の件でそんなことを思い出したのでした。

 

今回はPCではないけど、やはりデータの入ったモノ。

今の自分には、飲み会に持って行くなんて言語道断だと普通に思うのですが、世の中必ずしもそうでないところもあるんだなぁというのを感じました。

モノである以上、紛失するリスクは必ずあるのですけどね。

 

我がふり直す

今回の件を他人事として見て、「何してるんだよ」と思ったり憤慨することももちろんいいのですが、私は自分自身もクライアントのデータを取り扱っているので、「気をつけないといけないな」と強く思いました。

これまでデータや、データが入ったモノを紛失したことはないし、ましてや飲み屋に持って行ったり、電車の網棚に置くということもないですが、PCなどを持ち歩けば常にリスクはゼロではないですからね。

こういう時こそ他人事ではなく自分事として気を引き締めないとな、と思います。