「引退→現役復帰」はアリ。本人が納得するまでやればいい
NFLのトム・ブレイディが現役復帰を表明しました。
引退発表してから40日での現役復帰。
実質的に、引退した期間はないに等しい状態。
「あの引退発表は一体何だったんだ?」と一瞬ツッコミたくなったのですが(笑)、それはともかく「引退→現役復帰」というのは1~2度はありうるもので、個人的にアリだと思っています。
復帰したなら、本人が納得するまで続ければいいと思っています。
決断・判断に誤りはつきもの
どんな決断や判断にも誤りはありうるものだと思っています。
当然、引退という決断にだってありえます。
なので、引退してみて
「いや、違う。まだやれるし、やりたい! 」
と思えば、軌道修正(現役復帰)すればいいんじゃないかなと。
(もちろんチームなどからのニーズがあることが前提でしょうけど)
引退を決めるきっかけも人それぞれでしょうし、場合によっては一時(いっとき)の感情で「もう辞める!」と決めちゃった人もいるかもしれません。
後になって「やっぱりもっとやりたいなぁ」と思うことだってありえるでしょう。
引退セレモニーなどを盛大にやってしまうと、それを撤回すて復帰するのは難しいのかもしれないですが(苦笑)、「ごめんなさい。やっぱ現役続けます」となってもまぁいいんじゃないかなと思うのです。
決断は難しい
そもそも引退の決断は難しいものだと思っています。
ケガなどで引退することもあるかと思いますが、引退後しばらくしたらケガによる痛みがなくなってケガする前のように動けるようになった、ということだってありえます。
引退した当初は「やりきった」と思っていても、時間が経ってから何かのきっかけで「まだやれるんじゃないか?」とか「まだやりきったとは言えないかも…」と感じることだってありえるかと。
ほとんどの選手は慎重に決断していると思います。
でも、それでもその決断は必ずしも正しい(後になっても揺るがない)とは言えないものかなと。
私自身も引退じゃないですけど、慎重に下した判断・決断であっても、時間がたってみて「いや、やっぱ違う。軌道修正しよう」となることがありますし(苦笑)。
納得するまでやればいい
プロ選手の場合、チームなどからニーズ(オファー)がないと現役に戻ることはできないのでしょうけど、それがあるのなら復帰すればいいし、本人が納得するまで続行すればいいと思っています。
マラソンの大迫傑選手も、オリンピック前に引退表明した時は
「まだ早いよ。キプチョゲやケネニサ(・ベケレ)みたいに、35歳過ぎてからとんでもない記録を出せちゃうかもしれないじゃないか!」
と思いました。
なので、復帰を表明した時は「そうこなくっちゃ!」と思いました。
ブレイディは44歳と、年齢的にはとっくに引退してもいい頃ではあるのですが、まだまだ第一線でプレーできるフィジカルとスキルがあります(すごいことです…)。
現役を続けるなら、「もう限界。無理…」と本人が納得するまで続けてほしいなと思います。
ここまで書いてふと気づいたのですが、プロレスラーに7回引退して7回復帰している選手がいました。
「何度でも言う。俺は二度と復帰しない!」と言っていたのですが、7度も復帰(笑)。
たしか引退興行も何度かやっていたかと。
これに関しては「さすがにちょっと……」と思います(苦笑)。