理想の走りをイメトレしてランニングしたらペースが上がってしまう問題とその利用法
先日書きましたが、ランニングはここしばらくの間、有酸素ゾーンの心拍数でコントロールしながらゆっくり走っています。
ペースが上がって心拍数が高くならないように、無酸素運動にならないようにと心がけているのですが、理想的な走りをイメージして走った途端にテンションが上がり、ペースが上がり、そして心拍数も上がってしまいました(苦笑)。
理想的なフォーム
日曜日に20kmほど走ったのですが、前日の夜にYouTubeで2018年のベルリンマラソンを見ました。
キプチョゲが現在の世界記録(2:01:39)でフィニッシュしたレースです。
スタートしてから1.8kmほどで2位以下を引き離し、先頭は(世界記録ペースの)ペースランナー3人とキプチョゲだけ。
15.5kmあたりでペースランナーが2人脱落し、最後のペースランナーも25kmあたりでお役御免。残りの約17kmを、キプチョゲが単独&全力で走り抜いたレースでした。
この時のキプチョゲの走りがキレイで、理想的なフォームだと感じていました。
非公認の2時間切りをした時も同じように素晴らしい走りだったのですが、この時はスタートから残り数百mまでずっとペースランナーが(交代で)しっかりフォーメーションを組んで風よけの役割も果たしていたので、フォーム全体をじっくり見るにはちょっと難ありでした(笑)。
どんな競技にも共通することだと思いますが、超一流選手のフォームはやっぱりキレイです。何度でも見たくなります。
イメージトレーニングをするつもりで見ていたわけではなく、「やっぱりキレイなフォームだなぁ」という感じで見ていたのですが、翌日のランニングの時にキプチョゲの走りのイメージがしっかり残っていたようです(笑)。
気分だけ(笑)キプチョゲになってみた
ランニングを初めて余裕ができた時に、
「たしかキプチョゲのフォームはこんな感じで、このぐらいのリズムで走ってたよな」
と思い出し、真似してみました。
リズムは合わせてみましたが、当然ストライド(歩幅)は全く違います(笑)。
すると、テンションが上がっていき、ペースも心拍数も上がっていったようです(苦笑)。
上がったテンションのまま3kmほど走ってランニングウォッチを見たら、ペースはキロ5分前半、心拍数は150ちょいまで上がっていました。
フル3時間半切りのペースにはまだ全然遅いですが、久しぶりにいい気分でゼエゼエハアハアすることなく速いペースで走れました。
走っている時は「うわ、こんなに上がっちまった(汗)」と、ペースを落として心拍数をコントロールし直したのですが、終わってから
「あ。コレ使えるかも」
と感じました。
レースで利用してみようかな♪
実際のレースで走っている時に、同じようにイメージしてみてもいいんじゃないかと思いました。
レース序盤からやるとペースが必要以上に上がってしまって後半に苦しくなりそうなので(苦笑)、ハーフを過ぎて「さぁ、ここからだ! 」というタイミングがいいのかなと。
毎回30~35kmあたりでヘロヘロになるのですが、そこで良いイメージを持ちながらひとふんばり出来たらなぁと思うのです。
疲れ切っていて、それどころじゃない可能性も高いですが(笑)。
一度生で見てみたい
そんなキプチョゲが、3月の東京マラソンに参戦するかもしれないというニュースが先日出ていました。
自分も出走予定のレース。
生で見られないじゃん(泣)。
運がいいのか悪いのか…。
もちろん現段階では東京マラソンが予定通りやれるのかどうかも、キプチョゲが参加できるのかどうかも定かではないですが、キプチョゲの走りは一度でいいから生で見てみたいです。
オリンピックのマラソンも北海道だったからね(泣)。
これからレース前夜はキプチョゲの走りを見まくることにしようかと思います。