キプチョゲが五輪マラソン3連覇を目指すと表明。早くも期待!
リオオリンピックと東京オリンピックの男子マラソンで連覇したエリウド・キプチョゲが、2024年のパリオリンピックで3連覇を目指すと表明したそうです。
2022年1月17日現在37歳。
パリオリンピックの時、39歳。
年齢的には一見厳しそうに思えるのですが、キプチョゲならやってくれるんじゃないかという期待の方が大きいです。
マラソンのGOAT
キプチョゲは私の中では、マラソンにおけるGOAT(Greatest Of All Time)です。
28歳でトラックレースからマラソンに転向して、東京オリンピックまでに14回のレースに出場して12回の優勝(残りは2位と8位。途中リタイアなし)。
現世界記録保持者(タイムは2:01:39)。
非公認ながら、フルマラソン2時間切りを達成(タイムは1:59:40)。
実績に文句のつけようがありません。
しかも、佇まいというか雰囲気も、悟りを開いた仙人のような感じがしていて(笑)、走っている時も表情は不変にして穏やか。他のランナーとは違う景色を見ているかのよう(笑)。
フォームが抜群にキレイなので、集団内で走っていても目立ちます。
というか、毎回必ずキプチョゲが先頭集団の中心になる(他の強豪ランナーが並走する)し、一人だけオーラをまとっているのような走りなのですぐに分かります(笑)。
かつての“皇帝”ハイレ・ゲブレセラシエもそんな感じだったけれど、キプチョゲは王族よりも神っぽい感じ(笑)。
今のナイキ厚底シューズ(ヴェイパーフライ、アルファフライ)の開発にあたってアドバイスをした一人でもあるし、GOATと言っても華厳の滝…いや、過言ではない御方だと思っています。
年齢を感じさせないパフォーマンス
去年の東京オリンピックでもそうでしたが、年齢的な衰えをあまり感じません。
今の世界記録を出したのは33歳、
非公認の2時間切りを達成したのは34歳、
酷暑の東京オリンピックで優勝したのは36歳。
まだ「ピークを越した」とは言えないんじゃないかと。
30代後半ですが(汗)。
2時間2分以下で争うような高速レースでどうなるのかは今後のレースを見ないと分からないですが、勝負強さ、粘り強さは今も世界一と言っていいでしょう。
パリオリンピックも今後のレースも楽しみ
自分のようなショボい市民ランナーからすればキプチョゲの走りは異次元なのですが、フォームも存在感もかっこいいのでバスケでマイケル・ジョーダンを、ボクシングでモハメド・アリを見ているような気分になれます。
キプチョゲは、今年は9月のベルリンマラソンか10月のロンドンマラソンで走るんじゃないかと思いますが、どちらも高速コースなのでレースもタイムも楽しみです。
ケネニサ・ベケレとの直接対決があれば最高ですが。
東京オリンピックが終わってまだ半年も経っていないですが(苦笑)、次回のパリオリンピックが早くも楽しみになってきました。
その頃にはコロナが収束しているといいなぁ。