「減量」「ダイエット」よりも「コンディション」。体重・体型に対する考えを改めることにした

学び,生活と健康

歳のせいか、健康関連の本に興味を持つことが多くなりました(笑)。
中でも睡眠や食事に関するものを買うことが多いですが、先日ドンピシャなタイトルの本を見つけて購入&読みました。

『減量の正解』って、興味を持たずにはいられない(笑)。

 

 

マジかよ…

今まで、太った時は体重や体型を戻すために食事制限をしてみたり、運動量を多くしたりしてきましたが(それである程度は戻すことができました)、序文の「はじめに」のところで「マジかよ…」という内容がありました。

“減量は「意思の強さ」と無関係”

“体重は勝手に「調整」される”

“「食事制限」はうまくいかない”

“人は「疲れ」「ストレス」で食べる”

 

どういうことなのか読み進めていくうちに、「ああ、なるほど」「たしかに」と感じる説明がありました。

特に食事制限に関しては

「長所は減量の効果が目に見えやすいので、希望をもつことができ幸福感も味わえる点だ。
しかし大きな短所もある。減量の成功が与えてくれる興奮や幸福感は束の間のものにすぎず、体重が戻ればあっという間に苛立ちと失望へ変わってしまう。」

「残念ながら、減らした体重をその後も維持できる人は非常に少ない。それこそが食事制限によるダイエットの重大な欠陥だ。」

「「ダイエットをすることでセットポイントを引き上げてしまうのではないか」と思う人もいるだろう。おそらくそれは正しい。なぜなら、体が苦しいダイエットを「命の危機」だと判断して、もっと脂肪を蓄積しなければと反応するからだ。

頻繁にダイエットをする人には、それがとくにあてはまる。セットポイントが上がると脂肪の蓄積が優先されるので、脂肪ではなく筋肉からエネルギーが消費される。」

 

といったことが書かれており、「そうだよなぁ。糖質制限なんて永久に続けられないもんなぁ」なんて納得しちゃいました(笑)。

 

「○○ダイエット」ではない

「減量の正解」として、「ズバリこれだ!」というダイエット法が書かれているわけではなく、いろんな要素がかかわってくるんだよという感じでしたが、本の内容にはいちいち納得したり、「ほほぅ~」と学びになるところがあちこちにありました。

 

「運動をする」というのは自分の中では当たり前のことなので、それ以外の個人的に「なるほど」と感じた内容をいくつか書くと、こんな感じ。

 

「減量したあともその体重を維持したい、またはリバウンドせず安定した状態をキープしたければ、ストレスや睡眠不足、疲労に注意する必要がある。」

「ポイントは、ダイエットは長期的には機能しないという事実を理解することだ。ダイエットの代わりに必要なのは、永続的かつ現実的にライフスタイルを変えることであり、とくに「体への肯定的な見方」が大切である。」

「あなたにとって(そして人類にとっても)残念なのは、ストレスを感じてコルチゾールが産生されると、体が欲するのはニンジンではなくジャンクフードだということだ。」

「関心を向けるべき対象は体重ではなく、次に挙げることだ。」
(3点挙げられていたけど割愛)

「ダイエットをするなら長期的に、できれば生涯にわたって無理なく続けられるものでなければならない。」

 

方法論よりもライフスタイル

全体として、方法論よりも日々のライフスタイルの重要性が説かれていました。

 

ストレスを溜めないことや睡眠をしっかりとって疲労を取ることが重要

→ストレスや疲労が溜まると食欲が増す。特にジャンクフードが欲しくなる

→ジャンクフードでは満腹感が得られず、もっと欲しくなる

→栄養バランスが悪く、体重増につながる

 

といった感じ。

 

体重制限のあるアスリートであれば一時的な減量は必要になるでしょうけど、私のような一般人に「一時的な減量」というのは特に必要はないので、長期的な体重・体型の維持が重要かと。

そう考えると、どこかのタイミングで「減量」や「ダイエット」という形でストンと体重を落とすようなやり方は違うなと。
むしろ「コンディションを整える」という考え方でアプローチする方がいいなと思いました。

 

ということで、まずは

・ストレスを放置しない
・睡眠をしっかりとる
・食べるものやタイミングに注意する

ということを意識的にやっていこうと思います。

 

さぁ、たくさん寝るぞ~! (笑)