「Is this heaven?」映画を再現した試合は思いのほか感動した
5日ほど前になりますが、MLBで「Field of Dreams Game」なる試合が行われました。
名前のとおり、映画『Field of Dreams』のワンシーンを再現した試合。
トウモロコシ畑の中に作った球場で、対戦カードも映画と同じシカゴ・ホワイトソックス vs ニューヨーク・ヤンキース。
(ユニフォームも映画の時と同じレトロデザイン)
演出もさることながら試合展開もドラマティックで、思いのほか感動しました。
↑アーロン・ジャッジのスパイクも『Field of Dreams』仕様でした
映画の再現をしちゃうとは
映画と同じように、主役を演じたケヴィン・コスナーが球場に立っているなか、選手が外野のとうもろこし畑から登場するという演出で、すでに感動しました。
シューレス・ジョー・ジャクソンはさすがにいないけれど、ユニフォームが映画と同じで1919年当時のデザイン。
電光掲示板などなく、スコアボードは木製(板で作られたもの)。
内野席があり観客もいるけれど、外野は完全にとうもろこし畑。
「そこまで再現するとは!」というのと、「映画とおんなじだ~!」という驚きと感動で、いきなりヤバかったです(笑)。
ケヴィン・コスナーも映画でのセリフ「Is this heaven?」と言っていて、見事に再現されていました。
現実に起きたことを映画やドラマで再現することはあるけれど、映画の再現を現実でやってしまうとは。
企画力というか発想力と、それを実行してしまうことに、素直にすごいなと思いました。
試合も素晴らしかった
最初の演出だけで満足度高めだったのですが(笑)、試合の方もドラマティックでした。
ホームランが両チーム合わせて8本も出る乱打戦。
(球場のサイズが小さめだったから、というのが大きいです)
ホームランボールはトウモロコシ畑へ吸い込まれる。
逆転、逆転で、最後も逆転サヨナラホームランで幕切れ。
試合そのものは演出のないガチンコ勝負なのに、シューレス・ジョー・ジャクソンのいたホワイトソックスが勝ったというのがまた感動的でした。
たまにはいいけど、毎年はちょっと…
ネットのニュース記事によると、今回の「Field of Dreams Game」は反響が大きく(私も含めて(^^))、試合後にDVDが売れ出したりしているようです。
MLBも味をしめたのか、来年にまた「Field of Dreams Game」をやると決めたそうです。
「いやいや、そんなに続けるのはどうだろう?」と個人的には思うのですが(苦笑)。
5年とか10年に一度ぐらいの頻度でこういう試合が行われるのはいいなと思うのですが、毎年となるとちょっとなぁ…と。希少性が高い方がいいんじゃないかと思います。
ともあれ、今回の「Field of Dreams Game」は本当に素晴らしい演出&試合でした。
余談ですが、『Field of Dreams』の邦題は『フィールド・オブ・ドリームス』ですが、Wikipediaによると当初は『トウモロコシ畑のキャッチボール』という邦題になる予定だったそうです。
『フィールド・オブ・ドリームス』でよかった(笑)。