NBAファン歴30年の私が90年代NBAにノスタルジーを感じる最大の理由
私がNBAを見るようになったのは、1990年からです。
今年でファン歴30年となったのですが、今でも90年代のNBAが一番好きです。
2000年代に入ってコービーやレブロン、カリー等々が出てきて、フィジカルやスキルのレベルが当時より上がっていることは確かでしょう(もちろんルールも変わっていますが)。
でも、それでも90年代の方が好きだと今でも感じます。
なぜなのか考えてみて理由がいくつか挙がり、「これだよ!これ!」という決定的なものが一つだけありました。
意外なものですが、当時からのNBAファンなら共感してくれる人もいるんじゃないかと思います(笑)。
いくつか挙がった理由(決定的ではない)
NBAの選手のボールハンドリングやシュート精度、運動能力等の能力レベルは、年々上がっているでしょう。
特に3ポイントシュートに、その傾向が見られるかと。
以前は、「3ポイントシューター」としてチームで1~2人の名前が挙がる感じでしたが、今では「3ポイントシューター」という概念すらないくらい多くの選手が3ポイントシュートを積極的に放って決めている印象です。
ただ、それでも今よりも90年代のNBAの方が好きです。
理由を箇条書きすると以下の通り。
・マジック、バード、ジョーダンがいた
・ユーイング、オラジュワン、ロビンソン、シャックといった身長7フィート(213cm)以上の大物センターがたくさんいた
・ゾーン禁止&ハンドチェックありのルールだったので、激しいマッチアップが多かった
・デニス・ロッドマンやビル・レインビアのような強烈なキャラの選手がいた
・マグジー・ボーグス(160cm)やマヌート・ボル(231cm)のような選手もいた
・今ほど接触プレーのジャッジに厳しくなかったので、ゴリゴリの肉弾戦が多かった
個人的にディフェンスの厳しいロースコアゲームも好きなので(少なくともディフェンスのゆるい点取り合戦より好き)、当時のルールの試合の方が楽しかったように感じます。
でも、これらは私の中で決定的な理由ではありません。
決定的な理由
「ああ!これだ、これ!!」と思った理由が一つだけありました。
ある時、Facebookのタイムラインを見ていると「おすすめ」の動画が。
「NBA on NBC」のイントロ。
これです!
これこそが私にとって最大の理由です!(笑)
90年代は、NBCがNBAの試合の放映権の大半を持っていて、特にファイナルは独占中継していました。
で、毎回中継前に1~2分のショートストーリーのようなもの(格闘技で言えば「煽りV」)を流していたのですが、これが本当に素晴らしくて、試合が楽しみになるような作りでした。
コレがあるのとないのとで、試合前のワクワク感は何倍も違っていたように感じます。
「今のNBAにはコレがないから、そんなに盛り上がれないのかも」と思っています。
イントロでのボブ・コスタスさんと、当時の実況のマーヴ・アルバートさんの英語も好きでした。
英語下手な私にも聞き取りやすい発音。
アルバートさんは「Yes!」の決め台詞に、興奮しすぎず、けれど熱のこもった実況。
ほんとノスタルジーを感じます(笑)。
Facebookで久しぶりに見て(しかも1991年ファイナルのGame 5。ジョーダン率いるシカゴ・ブルズが初めてNBAチャンピオンになった、まさにその試合)、上記の「ああ!これだ、これ!」を感じました。
あの「NBA on NBC」のテーマ曲を聴くと、今でもカラダがゾクゾクします(笑)。
やっぱり秀逸
Facebookで↑を見てウズウズしてしまい、たまらずYouTubeでいくつか見ました。
(「NBA on NBC」で検索すればヒットします)
やっぱり今見ても、「NBA on NBC」のイントロは秀逸です。
どの試合のものも素晴らしい。
NBAのシーズン再開が7月末に決まったけれど、それまでしばらく時間があるので、見たくなったらこのイントロでノスタルジーを味わうことにします(笑)。