「自分が知らないことを知らない」ことは自分が思っている以上に多そう
最近読んだ本の中に、「自分が知らないことを知らない」ことの危険性に触れた内容がありました。
そのことについてふと考えた時、「自分が知らないことを知らない」ことは、自分が想像している以上に多そうだと感じました。
「知っている」「知らない」の2×2のマトリックス
「知らないことを知らない」とだけ書くと分かりにくいので(苦笑)、「知っている」と「知らない」のマトリックス図をイメージするとよいかと。
縦軸は「知っていることを」と「知らないことを」で、横軸は「知っている」「知らない」です。
①は「知っていることを知っている」
②は「知っていることを知らない」
③は「知らないことを知っている」
④は「知らないことを知らない」
になります。
それぞれを自分なりに定義すると、
①専門分野でしっかり学んだことや経験していて、自分の中に確固たる知識として存在すること
②知っていると自分で認識していないけれど、感覚的に分かっていること(直感や感覚、センスに近い)
③専門外のことやしっかり学んだこのないものなど、自分が知らないということがわかっていること
で、④については最初
「全くの未知のものやアタマにも浮かんだことのないものだろう。自分の中では一番多いだろうな」
ぐらいに思っていたのですが、よくよく考えれば
「知っていると自分では思っているけれど、本当には分かっていないこと」
も含まれるんじゃないかと思いました。要するに、知ったかぶっているだけのものです。
これもまた「知らないことを知らない」なのではないかと。
そう考えると、上の①にあるものの中に本当は④に相当するものがあるかもしれず、「思っているよりも多そうだ」と感じたのです。
「思い込み」をなくす。アップデートを欠かさない。
未知のもの、アタマに浮かんだことのないものも多いですが、①なようで実は④なものも自分には多そうです。
前者を少なくしていくことも大切ですが、同時に後者もなくしていかないと危険だなと感じます。
そのためにも、「思い込み(=固定観念)」をなくすことが大切なのかなと思います。知識をアップデートすることも含みますね。
「こうなったらこうだ」とか「こうすればこうなる」と自動的に(勝手に)結びつけるのではなく、少しでも「いや待てよ、本当にそうか?」「それで正しいのか?」と考えないとなぁと思いました。
思い当たるフシがあったので…(苦笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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