無観客試合と同時に「無実況中継」もしてほしい

サッカー,雑感

週末に、ドイツのブンデスリーガが無観客試合ながら再開されました。

無観客試合は個人的にデメリットが多く感じられますが、それでも「試合が再開された」ということはうれしいことです。サッカーでもNBAでもMLBでもUFCでも、試合があればうれしいことは確かです。

今後いつ観客を動員した試合ができるのか、現時点では不明ですが、当面の間無観客試合をやるのなら、同時に副音声等で実況のない「無実況中継」もしてほしいです。

 

 

無観客試合のデメリット・メリット

無観客試合は、中断していたリーグ戦を再開・完了させるための「苦肉の策」といえるでしょう。
できることなら観客を動員してほしいと、関係者・サポーターの誰もが思っているはずです。

デメリットがたくさんあるからです。
すぐに思いつくだけでもこれだけあります。

・選手もファンも、気合いや喜びを爆発させにくい
・ファンは試合会場で独特の雰囲気(空気)を感じることがない
・チケットやグッズ、会場内飲食品の売上がゼロ
・選手はホーム/アウェイの差があまり感じられない
・みんなやっぱり盛り上がりに欠けてしまう

もしかするとプレーする選手の中には、「観客がいた方が緊張感があってやりがいがある」「観客がいない方がヘンに緊張せず伸び伸びやれる」といった向き・不向きがあるかもしれません。でも、やっぱり無観客試合は「苦肉の策」でしょう。

 

反対にメリットといえば、このぐらいしか浮かびません。

・視聴者も現場も、監督や選手の声がよく聞こえる

歓声にかき消されませんからね。

 

声がよく聞こえるからこそやってほしい

こんな時だからこそ、私は「無実況中継」をしてほしいと思っています。

監督や選手が試合中にどういうふうに声を掛け合っているかを知ることができるチャンスだからです。

試合会場で前方の席で観戦すれば聞こえることもありますが、「全部よく聞こえる」というのはほとんどないのではないかと。

数週間前、スポーツの試合が全面的に中断される前に、CLで無観客試合が行われていたのを見たのですが(PSG vs ドルトムント)、試合中の選手の声がよく聞こえて、とても興味深かったです。
ネイマールが味方選手に「ネイ」と呼ばれているのがよく分かったし(笑)。

(ちなみに「マール」つながりでパブロ・アイマールは、バレンシア時代ふつうに「アイマール」と呼ばれていました(^^))

 

実況・解説があると、試合中の選手の声がかき消されてしまうので、副音声でもいいのでナシで中継してほしいものです。
特に、実況や解説の人がしょーもない雑談を始めると、ただのノイズです(苦笑)。

 

ということで、「無実況中継」をやってほしいです。

会場の雰囲気を画面からでも感じたいので、観客がいる試合でもやってほしいですが(笑)。