学校が休校になって思う、転校する子の悲しさ
今日3月2日から全国の小・中・高等学校が休校になりました。
子供を持つ親としては「なんだよ~」という思いもなくはないですが(苦笑)、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防止するために必要なのだと自分に言い聞かせています。
休校になった子どもたちのリアクションはいろいろでしょう。
「やった~!休みだぜ~!!」
という私の下の息子(小2)のような子が多いかと思いますが(笑)、決してそれだけではないでしょう。
ふと思ったのは、
「転校する子はめちゃめちゃ辛いだろうな」
ということでした。
卒業する子もつらい…
上の娘(小6)は学年の通り、3月に卒業予定でした。
ここは「でした」ではなく「です」でいいか(笑)。
周りのお友だちに中学受験した子が多く、その受験がみんなほぼ一段落して、「さあ、これからたくさん思い出を作るぞ!」と思っていた矢先のことだったようです。
喜ぶ下の息子の横で残念がる…いや、悲しがる上の娘。
気軽に「いや~残念だね~」なんて言いづらい落ち込みようでした。
学校で楽しく過ごすだけでなく、お友だちとディズニーランド等に出かける計画も立てていたようで、それらも全て白紙に。
せめて卒業式があればよいのですが、現時点では卒業式をやるともやらないとも学校から発表されていない状況。保護者の人数制限があっても簡易的なものでもいいので、やってほしいというのが一人の父親としての願いです。
「元転勤族の息子」として思う悲しさ
私は父親がいわゆる「転勤族」だったので、幼少時代に8回引越しを経験しています。小学校は3校行きました。
2月の終わりごろに父親の異動の発表があり、そこから引っ越しの準備や転校の手続等をして、3月終わり頃に引越し…というのがお決まりのパターンでした。
引越しすることを知っても友人には知らせず(自分から教えると、教えながら泣いてしまうので)、学校で先生から発表されてからクラスのみんなが知る…という感じでした。
私が小学生の頃は、それがだいたい3月4~10日ぐらいの時期だったかと。
つまり、今もしも同じような感じで引越しする子がいるならば、同級生に転校することを知らせることさえもできていないんじゃないかと。
個別に教えればいいかもしませんが、私はクラスで修了式前にお別れ会を開いてくれたり、寄せ書きを書いた色紙やサッカーボールをプレゼントしてくれたりと、心に残るイベントをやってもらったりしていたので、今年転校する子はそういう機会もないじゃん、と思ったのです。
この状況だと、親しいお友だちにだけは引っ越すことを伝えて、最後にその子とちょっとだけ遊んだりして引越し…という感じになるのかなぁと。
4月に新年度になって、「あれ?○○はどうしたの?」なんて言われちゃうのかなぁ、とか想像すると、悲しいなぁと感じるのです。
今はつらいけど、ちょっとだけガマン
今年転校する子に何か言うならば、
「今はすごくつらいし寂しいと思うけど、2~3か月すればまた楽しくなるよ」
かな…。
転校することを知ると必ずショックを受け、悲しい・寂しい気持ちになったものでしたが、それが永遠に続くことはありませんでした。
転校した先々で、素晴らしい仲間、同級生に出会うことができて、1~3か月で寂しさは消えていました。
同級生との関係をイチから作っていかなければならないので不安なのは間違いないですが、イヤなヤツ・悪いヤツしかいない所なんて、ほとんどないと思います(笑)。
こんなタイミングで休校になったのは本当に残念だと思います。
もしも若い自分がそうだったらと思うと、ショックは倍増だったでしょう。
休校の間少しでもいいので、仲の良かった友だちと楽しく過ごせればいいなと思うばかりです。