ルカ・ドンチッチは数年後にはNBAトッププレーヤーになっているかもしれない。いや、なるね!
NBA2019‐2020シーズンが始まってから、以前に書いた注目チームの動向を気にしているのですが、それに加えてダラス・マーベリックスにも注目するようになりました。
理由は一つ。いや、一人。
ルカ・ドンチッチです。
30点以上取りながらのトリプルダブルを連発したり、すごい活躍です。
ルーキーだった昨季から、得点とアシストはそれなりの数字を出すだろうなと思っていましたが、リバウンドもなかなかの数字です。ガードとしては申し分ないです。
近い将来、NBAを代表するガードになるんじゃないかと思っています。
すごいと思う3つのこと
1.シュートもパスも抜群の精度
ドンチッチのプレーで目を引くのは、シュートやパスの精度の高さです。
柔らかいシュートタッチで、インサイドからでもアウトサイドからでも見事に決めます。
シュートが上手い選手はNBAに数多くいますけど、ドンチッチは少なくとも平均よりも高いレベルでしょう。
パスも正確。周りの選手と意思疎通がイマイチなところはほとんど見ないし、味方選手にしてみればオープンで待ち構えていればしっかり出してくれるという感じではないかと。
チームスポーツなら当たり前のことだけど、入団2年目できっちりやってチームを引っ張っているところが素晴らしいです。
2.まだ20歳なのにベテランのような冷静さ
ドンチッチは、まだ20歳です。
プレーを見ていると、30歳過ぎのじゃないかと思うくらい冷静だし、パスやシュートの選択も的確な感じがします。
冷静さだけなら、すでにジョン・ストックトンやジェフ・ホーナセック、スティーブ・ナッシュを彷彿させてくれます。
3.フィジカルが抜群なわけでもないのに…
ポイントガードでありながら、得点とアシストに加えてリバウンドも取れているのがすごいです。
フィジカルがバリバリに優れている選手が残しそうな数字をアベレージで残しているし、ちょいちょいトリプルダブルも記録しているので驚異的です。
ティム・ハーダウェイやアレン・アイバーソン、ジェイソン・ウィリアムズのような、派手で真似するのが難しいプレーをしているわけでもなく、とんでもないクイックネスやジャンプ力を持っているわけでもないのに、あれだけ活躍しているのが素晴らしいです。
フィジカルだけで言えば、日本人にも同レベルの選手がいてもおかしくないので、究極的には日本人もあのレベルに近づけるのではないかと。
あれだけ簡単そうに見事にプレーするのは、間違いなく超難しいでしょうけど(苦笑)。
5年後にはNBAトップクラスの選手になるだろう。心配はケガだけ
まだ始まったばかりだけど、今季のMVP候補に挙げてもいいんじゃないかと思うくらいの活躍ぶりです。
プレーを見ていて、「もっと見たい!」と思える選手です。
まだ2年目で20歳だけど、5年後にはNBAで3本の指に入るガードになるでしょう。
欧州の選手としては、以前はリッキー・ルビオに期待していたけれど、ドンチッチの方が期待大です。
心配なのはケガだけ。
ケガでパフォーマンスが落ちてしまう選手を数多く見てきているので、それだけはないといいなと思っています。