アメリカ4大スポーツで「世界一」は難しい…
「世界一」「世界最強」の国を決める大会として、いろんな競技でワールドカップや世界選手権があります。
サッカーやラグビーにもあるし、柔道や空手にもあります。
バスケットボールや野球にもワールドカップ(WBC)があるし、アイスホッケーもオリンピック競技にはなっているけれど、アメリカ4大スポーツ(野球、アメフト、バスケ、アイスホッケー)で「世界一」になるのは(自他ともに「世界一」と認められるようになるのは)難しいなぁ、厳しいなぁと感じます。
アメリカ4大スポーツの「世界一」
アメリカ4大スポーツには、MLB(野球)、NFL(アメフト)、NBA(バスケ)、NHL(アイスホッケー)とそれぞれプロリーグがあります。
で、アメリカ4大スポーツに関しては、各リーグで「世界一」を決めるという考え方になっています。
MLBの優勝決定戦は「ワールド」シリーズで、優勝チームが「ワールド」チャンピオンだし、NFLでもNBAでもNHLでも優勝チームが「ワールド」チャンピオンと称されます。
「国単位でなんか決める意味はない。世界一の国はアメリカに決まってるじゃん」
っていう発想なのだろうと思っています。
各リーグが選手を出させない理由も同じなのかも
NBAでもMLBでもNHLでも、近年はオリンピックや世界大会に選手を参加させる機会を制限しています。
「大事な選手にケガでもされたら困る」
という球団側の意向が第一なのでしょうけど(それはとても理解できます)、同時に
「そんなのに出なくたって、こっちで世界一決めるんだからいいじゃん」
というのもあるんじゃないかなぁと思っています。
実際、バスケでアメリカが優勝を逃しても、そんなに危機感みたいなものはアメリカに感じられませんでした。野球でもアイスホッケーでも同じく。
良く言えば余裕、悪く言えば軽視、でしょうか(笑)。
名実とも「世界一」と呼ぶには?
こんなことを思ったのは、世界野球プレミア12で日本が優勝したけれど(優勝したことは素晴らしい)、果たして「世界一」と呼べるのかなぁ? と思ったからです。
ワールドシリーズ終了直後のこの大会で、アメリカ代表は知らない選手ばかりでした。
良く言えば「次代のスター候補」を揃えていたのでしょうけど、全然本気度がないなぁと(苦笑)。
他の国も(日本も)MLBに所属している選手はほぼ皆無で、どの国も決して「ベストメンバー」ではないんだろうなぁ、そんな国際大会は実現しないんだろうなぁと感じました。
野球だけじゃなくて、バスケもアイスホッケーも。
そんなことを思うと、アメリカ4大スポーツで「世界一」と認められる(言えるようになる)のは難しい話だなぁと思いました。
名実ともに「世界一」になるためには、まずはアメリカを本気にさせる必要があるでしょう。
まずは国際大会に出てくる「アメリカ代表」をコテンパンに負かさないと。
で、「どうしたアメリカ!本気でかかって来いや~!」ぐらいの挑発をしないといかんでしょうね(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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