カネロ vs コバレフの予想。タイプが違うので難しいけど敢えて・・・
2019年11月2日(日本時間11月3日)に、サウル・”カネロ”・アルバレス vs セルゲイ・コバレフのWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチが行われます。
先日にも書いたとおり、カネロのことはあまり好きではないのでコバレフに勝ってほしいのですが(笑)、望んだとおりの結果になるとは限らないのが世の常なので、冷静に予想してみることにしました。
結果的に私情をはさんでいますが…(苦笑)。
タイプの違う両者
カネロとコバレフは、いろいろ「違い」が多いなという印象です。
まず思うのは、ファイトスタイル。
カネロは接近戦に強く、小気味よく素早いパンチを繰り出すのが上手いし、ディフェンスも上手いです。
ゴロフキン相手に2戦ともフルラウンドしのぎ切ったことからも、ディフェンスが良いのは間違いないです。ゴロフキンにクリーンヒットをされていなかったように思いますが、打たれ強さも幾分あるかもしれません。
それに対してコバレフは、中間距離から力強いパンチを繰り出すのが得意かと。
KO率が高いし、ディフェンス能力の高いバーナード・ホプキンスやアンドレ・ウォードからもダウンを奪っているので、威力は相当なものでしょう。
接近戦 vs 中間距離
技術 vs パワー
柔 vs 剛
こんな感じの印象です。
体格の違い
体格の違いを特筆せずにはいられません。
まず、よくカネロがライトヘビー級でやる気になったなぁと。
Wikipediaによると身長は175㎝しかないのに、79.379㎏制限のライトヘビー級でやるとは。
しかも、前の試合(5月)は。2階級下のミドル級。
通常体重が重くて、試合の時にギュッと絞っているのかもしれないですが、動きが鈍くなるんじゃないかという懸念もしています。
コバレフの方は、体格面では有利でしょう。
キャリアのほぼすべてをライトヘビー級でやっているし、これまでに多くのライトヘビー級の猛者と対戦しているし。
カネロが初めてのライトヘビー級で思うように素早く動けないようだと、コバレフ有利でしょう。
強烈な一撃を当てる可能性もあります。
スタミナはカネロが圧倒的に有利
ただ、スタミナはカネロの方が有利じゃないかと思います。
増量による影響がなきにしもあらずですが、それでもフルラウンド戦ってきた経験はカネロの方が圧倒的に多いです。
コバレフはKO勝ちが多いので…。
それと、コバレフはスタミナに難ありという印象があります。
ウォードとの初戦で、序盤はウォードを圧倒していたのに、じわじわ劣勢に立たされて、結果的に判定で負けています。
ウォードとのリマッチも、そこを突かれたような感じがしているので、長期戦になればなるほどカネロ有利になるなと予想しています。
展開予想と結論
カネロとしては、コバレフ vs ウォードの2戦が最高の参考資料になるかと。
距離を詰めてボディをコツコツ当てていこうとするでしょう。
コバレフのプレッシャーはミドル級の選手にないものでしょうけど、ゴロフキンの猛攻もしのいでいるので、どうにかなるだろうと見ているのでは?
序盤はコバレフに攻勢を許しても、後半以降にギアを上げて10~12Rに仕留める作戦ではないかと。
反対にコバレフの方は、早いうちに勝負を決めたいでしょう。
パンチをぶんぶん振れる序盤に強烈なやつを当てて(ダウンを奪って)、主導権を握りたいところ。
8R以内に倒したいのではないかと。
逆に8Rまでに倒せないとマズイでしょう。
で、予想の結論ですが、
コバレフの7R TKO勝ち
です。
希望を込めて(笑)。
カネロに勝たせちゃいけません。
ミドル級とスーパーミドル級の現チャンピオンに、ライトヘビー級でも勝たれるのはちょっと…。
コバレフには「階級の壁」を見せつけてほしいです。
ネットを見ていたら「カネロ勝利」との予想もあり、「たしかに…」と思うところもあるのですが(苦笑)、ここはコバレフに「ライトヘビーなめんなよ」というところを見せてほしいです。
書いた人
-
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール