夏場のサッカーはしんどいけど、日本では夏やるしかないのかも

サッカー

欧州各国のリーグ戦がすでに始まり、または始まろうとしています。
日本では、Jリーグのシーズンが春に開幕し、この暑い中でもリーグ戦真っ最中。

「こんな暑い中でやるの、やめたらいいのに。欧州とおなじような日程にすればいいのに」

と思ったのですが、そうもいかないようです。

 

 

秋春制の欧州リーグ、春秋制のJリーグ

欧州各国のリーグ戦は、「9月前後開幕、4月閉幕」という日程が多いです。
一方、Jリーグは「3月前後開幕、12月上旬に閉幕」という日程のようです。

秋春制の欧州と春秋制の日本。

「この違いは何だろう?」と思っていました。
「日本が春秋制なのは、天皇杯の日程のため?」とか(笑)。

 

「なぜそうなったのか?」はちゃんと理解していないけれど、「どうして秋春制にしないのか?」については理解しました。

秋春制にしない理由(というか反対の理由)には、

・積雪地域のチームでは、冬場は雪で中止せざるをえない時期がありうる。
・夏は夏でしんどいが、冬でも選手が低体温症になる危険性はある(特に動くことが少ないGK)。
・暑い夏より、寒い冬の方が観客動員数は少なくなる。
・スタジアムの観客席全体を屋根でカバーするスタジアムが少なく、観客にとっては冬の風雨の方がツラい。また、屋根を取り付けるための予算がとれないスタジアムが多い。
・積雪地域のチームだけ冬にアウェーゲームを連戦させるのはフェアじゃない。

等々あるようです(ソースはWikipedia)。

 

学校との関係が大きい?

「うーん。なるほどな~」と読んでいたのですが、理由の中に

秋春制では、新卒の選手にとって開幕までの半年間が無駄になる

というのがあり、「これは!?」と感じました。

 

日本の学校の新学期は4月。一方、欧米(アメリカ、スペイン、イタリア、フランス、イギリス、オランダ、ロシア、ベルギー)は9月頃、ドイツも8月終わり頃です。

サッカーのシーズン開幕時期とほぼ一致します。
新卒の選手どうこうは、欧州の選手にはそれほど関係ないかもしれないけれど(10代の選手もちょいちょいいるし)、「新年度が始まる時期」ではあるので、良いタイミングなのだろうなと。

アメリカだと、NFLが9月頃、NHL、NBAが10月頃に開幕するので、学生選手が入団するタイミングに合うようになっているし。
MLBだけ違うけど(苦笑)、野球は冬には全く向かないスポーツですからね。

 

なるべくポジティブに考えるしかない(笑)

最近の夏の暑さに「こんな時期にサッカーするのって、どうなの?」と思ったものですが、日本固有のさまざまな事情を踏まえると、秋春制がベストとは一概には言えないなぁと感じます。

夏場はなるべくナイターにするとか、やりようはある。
3年後のW杯カタール大会に向けて、暑さに強くなっておく。

とかポジティブに考えて、現状のスケジュールでやるのが今はいいのかも(笑)。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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