リベラのアメリカ野球殿堂入り。史上初の満票選出だったことに驚き

雑感

2019年のアメリカ野球殿堂入りの記念式典が昨日あったそうで、マリアノ・リベラやエドガー・マルティネス、ロイ・ハラデーといった現役での活躍を見た元選手が選出されていました。

殿堂入りするのは容易ではないことは以前から知っていましたが、リベラが「史上初の満票選出」だと知って驚きでした。

「今まで誰もいなかったのか!」と。

 

 

殿堂入りのハードルは高い

アメリカの野球殿堂入りするためのハードルは高いです。

Wikipediaによれば、

殿堂入り選考の対象となるのは、MLBで10年以上プレーした選手のうち、引退後5年以上が経過した選手。選考対象となった選手は全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で殿堂入り候補者とするか否かが議論される。候補者として認められると、殿堂入りの可否を問う投票にかけられる。BBWAAに10年以上所属している記者に投票資格が与えられ、通常25~40人の候補者のうち最大10人までの名前を書いて投票する。得票率75%以上の候補者が殿堂入りとなる。得票率5%以下の候補者はその回限りで候補から外される。得票率75~5%の候補者は次年度の審査・選考に持ち越されるが、10回目まで(2014年までは15回目)に75%の得票が得られなければ11回目からは候補から外される。

とのこと。

経験豊富な記者からの十分な支持がなければ選ばれません。
75%以上の得票率が必要ということなので、容易ではありません。

日本でも有名なマイク・ピアッツァは、選考対象になってから4回目の選考で選ばれたし、今回選ばれたエドガー・マルティネスも10回目、選考対象の最終年にようやくです。

 

歴史は長い。80年以上

アメリカで野球殿堂が発足したのは、1936年。
最初に殿堂入りしたのは、タイ・カッブ、ウォルター・ジョンソン、クリスティ・マシューソン、ホーナス・ワグナー、ベーブ・ルースの5人だそうです。
実に80年以上の歴史があります。

以来、MLBのレジェンドとも言える選手(の他に、監督や審判、野球発展に貢献した人たち)が殿堂入りしていて、2019年現在で329人が選ばれているようです。

 

満票はとんでもないこと

それでも、今まで満票で選出された人は、誰一人いなかったようです。
(厳密には「資格1年目での満票選出」でしょう)
最初に殿堂入りしたタイ・カッブやベーブ・ルースでさえも満票ではなかったようです…(汗)

これまでに満票に最も近かったのは、ケン・グリフィーJrの99.32%。
ノーラン・ライアンやカル・リプケンJr、ハンク・アーロン、グレッグ・マダックス、リッキー・ヘンダーソン、テッド・ウィリアムズでさえも満票ではなかったようです。

選考した記者に、相当ヒネクレた人が何人かいたとしか思えません(笑)。

 

リベラは、そんな中での満票選出なので、今回の殿堂入りは大偉業と言えるでしょう。
通算セーブ数が652っていうのが、すでに大偉業ですが。

今日はお祝いじゃないですが、リベラの入場曲、メタリカの「Enter Sandman」を移動時のBGMにしようと思います♪