出る杭は伸ばしたい。若い日本人アスリートの躍進に思うこと
若い日本人アスリートの活躍(躍進)が、最近目立ちます。
MLBの大谷翔平選手は、昨シーズンから絶賛活躍中。
100m走のサニブラウン・ハキーム選手は、9.97秒の日本新記録を樹立。
サッカーの久保建英選手は、レアル・マドリーへ移籍(との報道)。
バスケの八村塁選手が、NBAドラフトで1巡目に指名されそう(かなり上位か?)。
等々。
みんなスゴイです。スゴイとしか言いようがない(笑)。
個人的には、「お金を払ってでも見たい」と思う日本人選手が続々現れたなぁという感じです(上から目線ですが… (^^;))。
もちろん「これからが勝負」なのでしょうけど、今は若き日本人選手の世界レベルでの活躍が楽しみです。
と同時に、考えさせられることもあります。
「誰が一番スゴイ」とか決められない。みんなスゴイ
上に書いた4選手だけでなく、各競技で若い選手が活躍(台頭?躍進?)しています。
「じゃあ、その中で誰が一番スゴイか?」なんて決められません。
決められるわけがない(笑)。
MLBではイチロー選手という偉大なプレーヤーがいたけれど、大谷選手は「二刀流」をメジャーで認めさせて、まだまだ進化の過程にいるところがスゴイ。
久保選手のレアル移籍もスゴイ。移籍するだけでもスゴイ。
すぐにトップチームでプレーというわけにはいかず、しばらくは他のチームにレンタルされるのかなぁと予想していますが、そこでエース級の活躍をすればすぐに呼び戻されて即戦力になると思うので、それを期待したいです。
八村選手のNBAドラフト指名もスゴイです。
1巡目指名選手は、どのチームに行っても即戦力が期待されます。そんな存在になること自体がまずスゴイ。
入団したチームでロスター争いやスタメン争いがあり、それを勝ち抜くのも大変だけれど、NCAAでの活躍を見ていると「NBAでも活躍するんじゃないか!?」という気がして楽しみです。
みんな、ひと昔前までは想像すらできなかったことです。
共通すること
こうして書いてみて思ったのは、
どの選手も、自分が伸び伸びと才能を磨ける環境で鍛錬してきたから活躍しているんだろうな
ということです。
大谷選手は、ピッチングとバッティングのどちらかに専念させられることなくプレーしてきたから今も両立できているのでしょう。もしも成長過程で型にはめようとする指導者がいたら、ここまでのオールラウンドな活躍は難しかったのかもしれません。
久保選手も、小学生の頃からバルサのカンテラに入ったことが大きかったと思います。メッシやイニエスタ、チャビ達と同じ環境・同じメソッドでトレーニングしてきたことが大きかったはずです。日本の部活動やクラブユースでプレーするよりも、才能が開放されたというか、磨かれたことが大きかったのではないかと。
八村選手もゴンザガ大学に行って、日本人よりはるかにレベルの高いアメリカ人選手たちとチーム内外で張り合ってきたから、ここまで才能が伸ばせているんだろうなと。チームのエースになるぐらいだから、本人の才能と努力の賜物なのは言うまでもないですが、「現状よりも上の世界」が身近にあることがモチベーションを高めたというのもあると思います。
サニブラウン選手も、アメリカでトレーニングするようになってから記録が伸びてきたようです。日本よりも自分にフィットしたトレーニングができているからなのでしょう。
環境や育成の仕方が大事
本人の才能・努力がスゴイのは言うまでもないですが、環境や指導者もやっぱり大事なんだろうなぁと感じます。
頭の凝り固まった日本のオッサンが凝り固まった指導をしつづけていては、伸びる才能も十分には伸びないだろうなと。
おそらく仕事で若手を育成する時もそうでしょうし、自分自身の鍛錬にも同じことが言えるだろうなと思います。
我が子の育児においても、自分の鍛錬においても、頭の凝り固まったオッサンにならないように気をつけたいと感じた次第です(苦笑)。