「大逆転負け」が2年連続
いつの間にか元号が変わり、
いつの間にかUEFAチャンピオンズリーグは準決勝の2nd Legで、
いつの間にかNBAプレイオフもConfセミファイナル真っただ中な今日この頃。
バルサがまたやってくれました。
去年ローマの大逆転勝利(=バルサの大逆転敗北)を見ているので、
「さすがに同じことはやらかさないだろう。3点差はセーフティリードだろう」
と思っていたのですが、それをひっくり返されるとは。
しかも、1点でも獲ればアウェイゴールで勝てたのに、完封負けとは。
勝ったリバプールは言うまでもなく素晴らしいし、素直に「ブラボー!おめでとう!」と言いたいですが、去年と同じような負けっぷりのバルサは、このままではマズイんじゃないかと感じました。
「まだ90分ある!」と考えていたかどうか
勝敗を分けたポイントは、一言で言えばコレじゃないかと思います。
去年のローマ、その前の年のバルサ(PSGに大逆転勝利)は、間違いなく「まだ90分あるぞ!」というマインドで2nd Legに臨んでいました。
あきらめる気ゼロ。1点取ったらすぐに試合を再開させてもう1点を目指す。
そんな気迫が選手全員にありました。
今回のリバプールもそうでした。
それだけに、「バルサは今回どうだったんだろう?」と思わずにはいられませんでした。
特に、4点目。
残り約12分でCKをとられて、なんであんなにスキを見せていたのか。
少なくともDFの一人はキッカーを見ていないといけなかったのでは?
(あの瞬間のポジショニングからするとそれはピケではないかと思うし、特定の選手をマークしない他の誰かでもよかったと思います)
スキを見つけてすぐにキックしたアレキサンダー=アーノルドの機転が良かったのは確かですが、自分が守備側でプレーしていたせいか、真っ先に感じたのは
「リバプール見事!」ではなく、
「バルサ何しとんねん!」
でした(苦笑)。
去年のローマ戦での敗北もセットプレーからの失点。
バルサには長身で屈強な選手が少ないので、セットプレーでの守備が苦手なのは明らかだし、それは仕方ないと思っているのですが、だとするならセットプレーでは一切スキを見せちゃいけないはずなのに……
「神」じゃない
大逆転劇だっただけにリバプールの素晴らしさがクローズアップされるけれど、もう一つ思ったのは
メッシは「神」じゃないよね
ということです。
個人的にメッシをGOAT認定していないので辛口評価になりがちですが(苦笑)、「神」なりGOATであるならば1点取って勝利に導いてほしい試合だったなぁと。
間違いなく上手いし、実力に疑いはないのですけど、代表だけでなくバルサでもビッグタイトルに縁遠くなっている気がするので、「このままでいいのか!?」と思っています。
もうアルゼンチン代表でコパ・アメリカやW杯を制覇するのは難しいでしょう。
なので、せめてバルサではもう一花咲かせると素晴らしいのですが……
補強するなら危機察知能力の高いDFかな
バルサは今季限りでラキティッチを放出するかもと言われているし、他にも活躍できていない(する機会のない)選手を放出して、代わりに補強もするでしょう。
アヤックスのフレンキー・デ・ヨングは決定済みでしたね。
ただ、補強するならもう一人、危機察知能力の高いDFを入れた方がいいんじゃないかと思っています。
現状バルサのCBはピケとラングレ or ウムティティの2人が基本ですけど、どうも「先を読む」能力の高い選手がいないような。
長身でフィジカルは優れているけれど、危険を察知する力はどうなのかと。
中国のチームに移籍してしまったマスチェラーノはその逆で、小柄でありながら危険を察知してつぶすところが優れていたように思います。
あんな選手がいれば、今回の4失点目のようなことはなかったんじゃないか……と、ほんの少し思うのです。
ただ、あんまりバルサが強くなりすぎても面白くないので、このままでいいかな(笑)
いずれにしても、面白い準決勝でした。
いやぁ~、サッカーって面白いもんですね~