ナイキ「ズームフライ」。「ズームペガサスターボ」とは全然違う感触。レースに良さそう
ナイキ厚底シューズ熱に一段落しようと思っていた矢先に、ナイキ「ズームフライ(ZOOM FLY)」に出会う機会に恵まれ(笑)、購入しました。
(私が購入したシューズは、厳密には「ZOOM FLY SP」。「ズームフライ」と作りはおおむね同じかと)
履いてラントレしてみたのですが、こないだ購入した「ズームペガサス35ターボ」(以下、ターボ)とは全然違う履き心地で、同じ「厚底シューズ」でも全然違うんだなということを体感しました。
「ナイキの厚底シューズはトレーニング用に」と考えていた
10月(ちばアクアラインマラソン)、12月(さいたま国際マラソン)のフル2レースの結果を受けて、自分の中では
「レース用にはNEWTON「DISTANCE」、トレーニング用にナイキのシューズ全般」
と考えていました。
今もこの方向で考えているのですが、まだ履いたことのなかった「ズームフライ」の自分に合うサイズが偶然にも見つかり(偶然じゃないかも…(^^))、「え~い!実験だぁ~っ!」とばかりに購入しました。
トレーニング用は、走り込めば消耗していくもの。
ならば、1足余計に持っていてもすぐ消耗するでしょうし、まだ自分が履いたことがなく、でも多くのランナーが履いているのを見ているので、興味津々で購入しました。
「ズームフライ」を一度履いてみた印象
まだ一度しか履いていないので「1st Impression」という感じですが、夏に購入したターボと共通するところと違いが合わせて4点ありました。
あくまで私個人の印象です(笑)。
ソールの厚みや軽さはほぼ同じ感じ
足に入れた感覚ですが、シューズの軽さ、ソールの厚みはほぼ同じような感じでした。
重たいとは感じず、むしろ軽いです。
ランニングシューズ共通の特徴ですが、やっぱり軽い。
ソールの厚みは、ざっくり定規で測ってみたら数ミリだけ「ズームフライ > ターボ」でしたが、履いた感触ではほぼ同じかな、という感じでした。
ここまでは予想通りでした。
反発の強さに大きな差。プレートのある・なしの違いか
実際に走ってみて違いを感じました。
何が違うかというと、ソール部分の反発の強さ。
ズームフライの方が反発力が強いなとすぐに感じました。
ターボは、特にかかと部分に「ホワン」とした心地よい沈みが一瞬だけあるのですが(これがいい(^^))、「ズームフライ」にはそれがなく、「パーン」と反発してくれる感じです。
この違いは、カーボンファイバープレートをソール(底部分)に内蔵しているかどうかの違いかと。
(あるのは「ズームフライ」。ターボはないらしい)
ソールの厚底の素材にも違いがあるのでしょうけど、プレートの有無が反発力に違いを出していると思っています。
ちなみに、以前購入した「オデッセイリアクト」や「EXP-X14」も含めて反発力の違いを表すと、
「ズームフライ > EXP-X14 ≧ オデッセイリアクト > ターボ」
という感じです(あくまで私の感覚)。
スピードに乗る感覚が違う
反発の強さの違いからくるのでしょうけど、スピードに乗る感覚も違いました。
「ズームフライ」を履いてキロ5:00ペースのつもりで1km走ってみたところ(以前ターボやNEWTONで走ったのと同じようなテスト)、4:54でした。
違和感なくスピードに乗れた感じがして、良い印象です。
「ズームフライ」はフォアフットランナーと相性良さそう
「ズームフライ」は、足を入れた瞬間に
「あ。前の方にちょい重心がかかる」
という感覚がありました。
シューズの裏側のパターンもそのように作られているようですが、フォアフットランナー(前足部分から着地するランナー)向けの印象がありました。
私も「なんちゃって」ですが(苦笑)フォアフットなので、それがスピードに乗れた要因なのかもしれません。
シューズの裏側のパターンからすると、まだ履いたことのない「ヴァイパーフライ4%」も同じような感じじゃないかと勝手に推測しています。
(「ズームフライ」と全く同じなので)
レースに使ってみたくなった(笑)
履いてみて感じたのは、ナイキのサイトに書いてある通りのことでした。
ターボは
毎日のトレーニングランに記録破りのスピードと反発力をもたらします。
ズームフライは
最速記録を更新するためのデザイン。
要するに、ターボは走り込み(トレーニング)向け、ズームフライはスピード(レース)向けだなと。
サブ3以上のエリートランナーにも、私のようなサブ3.5に満たないランナーにも同じことが言えそうだと思いました。
ナイキのサイトそのまんま(笑)。
で、そう感じたこともあり、今回購入した「ズームフライ」をレースで試してみたくなりました(笑)。
ついこないだ一つの「結論」に至ったばかりなのに……(苦笑)。
ということで、年明けに予定しているハーフのレースには、「ズームフライ」で臨んでみようかと。
まぁ、実験です(笑)。