ワールドカップ2018のMVPならぬMDPは彼しかいない
サッカーワールドカップ2018年ロシア大会のMVPは、クロアチアのルカ・モドリッチでした。
2年連続で優勝国以外からの選出でしたけど、文句ないです。
優勝したフランスから選ぶならエンゴロ・カンテでしょうけど、「それじゃあ地味すぎる」というFIFAの思惑もあったのでしょうし(苦笑)。
最も活躍した選手、最も輝いていた選手であるMVP(Most Valuable Player)は、いろんな大会やリーグで選出されます。
他方で、ガッカリした選手のようなネガティブなイメージの選手の選定はありません。
当然か(笑)。
ただ、今回は個人的にすごく期待外れだった選手がいたので、独断で今大会の「MDP(Most Disappointing Player)」を選定しました。
チームも個人も期待していたが…
私がガッカリだった選手。
ブラジルのネイマール。
前回大会の方が良かったんじゃないかと思います。
(前回は準々決勝で負傷退場したのが残念だった)
前回大会の残念な結果を受け、2年後のリオ五輪で(少しだけ)名誉回復の金メダルを獲得して、南米予選では余裕の1位通過をしていたので、今大会のブラジルは優勝候補に挙げていました。
ダニエウ・アウベスが大会直前のケガで出場できなくなって「こりゃマズイ…」と思ったものの、それでもブラジルはベスト4には行けるだろうと思っていました。
ベルギーには総合力で負けた感があり、ネイマール一人の問題ではないけれど、大会を通じて期待したほどの活躍がなかったなぁという印象でした。
挙句の果てには、VARで演技がバレて、「ネイマールチャレンジ」なるものまで生まれるし…(苦笑)
例の演技はガッカリ要因の一つ。でも全てではない
ネイマールの演技については、理解できなくもありません。
マークについている相手選手に執拗にチェックされていて、それを振り切れば今度は本気で削りに来るかもしれません。
相手が削りにくるのを、そして前回のようなアクシデントを未然に防ぐために、相手選手に早めにイエローを出させたかったのでしょう。
しかし……、問題は演技がヘタだったことかと(苦笑)。
痛がる演技も、倒される時にレフェリー見ながらアピールするところもオーバーすぎてダメ。
もちろんダイブもオーバーでダメ。
「ダメ」って言うのは、「いけない」だけでなく「ヘタクソ」という意味で(笑)。
ボールコントロールは超一流だけど、ファウルを誘う演技は「中の下」以下かと。
痛がるなら、相手選手ともっと脚をもつれさせて倒れないとバレバレだし、そもそも痛がり過ぎ(苦笑)。
レフェリーにアピールするのは倒された後じゃないと。日本のキングだってそうしているはず(笑)。
ダイブは、過去にいろんな選手がバリエーション豊かなダイブをしているから、オーバーアクションだと簡単にバレる(笑)。
本当に大事なサッカーのスキルやテクニックはすごくいいだけに、残念。
演技は1試合に1~2回にした方がいいでしょう、ネイマールは。
年齢的に「マラドーナになること」を期待していたが…
ネイマールに期待を寄せて、結果的にガッカリしたのは、ネイマールの年齢からでした。
ネイマールは現在26歳。
32年前の1986年にディエゴ・マラドーナがメキシコ大会で優勝した時の年齢も、26歳になる直前のことだったので。
マラドーナは、82年スペイン大会のブラジル戦で報復行為を行って一発レッド。その試合でアルゼンチンが負けて終了して、叩かれまくりでした。
4年後、相手のラフプレーに耐えて、味方選手のミスにも激高せず励ましつづけて、「大人」になっていました。ボールを持った時のプレーだけでなく、そんな佇まいもカッコよかったです。
当時は西ドイツを応援していたけれど、アルゼンチンの優勝には感動したものでした。
あの時のマラドーナのように「大人」になって、ブラジルを優勝に導くネイマールに期待していたので、今大会は裏切られた感が大きかったです。
「そんな期待すんなよ」と言われればそれまでですが(苦笑)。
過去の大会では「MDP」なんて考えもしなかったし、今後も考えたくないけれど、
・期待する選手の存在
・期待にするほどのパフォーマンスが見られず
の二要素が揃えばまた勝手に選んじゃおうかな(笑)
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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