ジダン退団。監督の退団なのにレアルの魅力が下がった気分
ジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリーの監督を辞任しました。
「辞任」と「退団」と混ぜ合わせて「辞団」という言葉があればまさに「ジダン」なのですが、そんな言葉はありません(笑)。
冗談はともかく、ジダンの退団には驚くとともに、残念な思いもあります。
タレント集団のレアルの選手からあれだけ慕われている監督も珍しく、監督としてのジダンのかっこよさが最近のレアルを好きな理由の一つでもあったので。
自分で辞めなければ解任されるかもしれない
あくまで個人的な推測ですが、
「解任されるのはヤダ」
というのも、辞任した理由の一つではないかと。
レアル、というかフロレンティーノ・ペレス会長は、結果を伴わなければバッサバッサ監督をクビにするタイプです。
これまでもシーズン途中で解任された監督は何人かいたはず。
(前監督のラファエル・ベニテスさんもそうでした)
CL3連覇という偉業を成し遂げて、かつ、選手からもサポーターからも支持されているけれど、来季始まってみてリーガまたはCLで不振となれば、バッサリ切られる可能性はあります。
そうなる前に「自分から辞めた方が、今後の自分のキャリアにも良いのでは?」と思うのは自然かな、と。
特に、来季もCLで優勝というのはさすがに難しいでしょう。
チャレンジしがいがあるかもしれないけれど、そうすればリーガ制覇は一層難しくなり、リスクも高いです。
リーガが挽回の可能性があるけれど、CLは負けたら終了なので。
ということで、残念ではあるけれど、仕方ない部分もあると思っています。
レアルの魅力が下がった
ただ、レアルの魅力というか、応援したい気分は下がりました。
現役時代の「レアルのジダン」のみならず、「レアルのジダン監督」も好きだったもので…
現役時代はプレーに魅せられたけれど、監督になってからは、ハドル(円陣)の中心で選手たちを鼓舞するところとかピッチサイドで指示を出したり、選手を労ったりする姿がかっこよかったです。
現役時代には全く見られなかった姿ですが(笑)。
「ジダンにあんな風に声かけられたら、そりゃ気合い入るよなぁ」
とか(笑)、
「ジダンにあんな風に労われたら、そりゃ選手もうれしいよなぁ」
と思っていました(笑)。
それと、選手と一緒に練習しているところを見ても、
「そのへんの現役選手よりもまだ上手いんじゃない?」
と思うほどめちゃめちゃ上手いのがミソで、「レアルの練習だったらお金払ってでも見たい!」と思っていました。
この国の代表の試合に対しては思わないけど(笑)。
そんなジダンが退団したので、次の監督が誰になるのか気になるところです。