90年代セリエAプレーヤーベスト20を見て思う2つのこと
1990年代のセリエAでプレーした選手のベスト20なる記事がありました。
ジダン、バレージ、バッジョも抑えて1位! 最強だった”90年代のセリエA”でベストプレイヤーに選ばれたのは……
記事によると、イギリスの『Daily Mail』がランキングを紹介しており、どうやってランキングされたものかは分かりません。
ランキングは以下のようになっていました。
1位:ロナウド
2位:ロベルト・バッジョ
3位:パオロ・マルディーニ
4位:フランコ・バレージ
5位:ジネディーヌ・ジダン
6位:アレッサンドロ・デル・ピエロ
7位:ガブリエル・バティストゥータ
8位:リリアン・テュラム
9位:マルセル・デサイー
10位:ジャンルイジ・ブッフォン
11位:アレッサンドロ・ネスタ
12位:ファビオ・カンナバーロ
13位:エルナン・クレスポ
14位:ファン・セバスティアン・ヴェロン
15位:ズボニミール・ボバン
16位:ジャンフランコ・ゾラ
17位:ジュゼッペ・ペルゴミ
18位:チーロ・フェラーラ
19位:ジャンルカ・ヴィアッリ
20位:ルイ・コスタ
90年代セリエAはたくさん見ていたので、思うところが2つありました。
1.そもそもこの20人でいいのか疑問
一見「ふ~ん」という感じなのですが、どうも印象として「90年代」というよりも「90年代後半~00年代前半」という感じがします。
90年代初頭~前半の選手があまり入っていない感じがします。
例えば、GK。
ブッフォンは今でこそGOATだと思うけれど、「90年代のベストか?」ならば「No!」でしょう。
90年代ベストなら、少なくとも98年W杯で正GKになっていないと。
98年W杯では、ペルッツィ負傷によってメンバー入りした第3GKだったはず(パリュウカ、トルドの次)。
順位についても思うところはありますが(苦笑)、「この人忘れてないかい?」っていう選手もいます。
忘れちゃいけない選手
GKは、ジャンルカ・パリュウカ、フランチェスコ・トルド、アンジェロ・ペルッツィを入れてほしいです。
ブッフォンは選外でいいです。90年代なら。
ブッフォンもすでに素晴らしいGKでした。
でも、それ以上に優れたGKが当時いたことを忘れないでほしいなぁと。
パリュウカもトルドもペルッツィは3人とも、90年代に限ればブッフォンより上でした。
DFなら、アレッサンドロ・コスタクルタを入れてほしいです。カンナバーロではなく。
カンナバーロは00年代なら文句ないけど、「90年代はどうでしょう?」って感じ。
90年代ですでに優れたCBだったとは思うけれど、コスタクルタがいないのは納得できません。
バレージ、マルディーニとともにミランのDFラインを固めた功労者の一人だし、どうも過少評価されている感じがします。
MFにはデメトリオ・アルベルティー二とルート・フリットとデヤン・サヴィチェヴィッチを入れてほしい。
ボバンとヴェロンよりも、90年代ならこの3人でしょう。
FWには、なんでマルコ・ファンバステンとジョージ・ウェア(現リベリア大統領)、ジュゼッペ・シニョーリが入らないのか疑問。
クレスポも良かったけど、この3人が入らないのはどうも不可解。
あと、忘れちゃいけない。ファウスティーノ・アスプリージャ!
インパクトなら、彼もトップクラスではないかと。
まあ、総じて自分の主観とは異なるということなのでしょう(笑)。
2.やっぱり90年代セリエAはすごかった
ランキングに関してもう一つ思うのは、
やっぱり90年代セリエAは面白かったなぁ
ということです。
ランキングに入っていない、当時素晴らしかった選手はたくさんいます。
フランク・ライカールト、ジャン・ピエール・パパン、ダニエレ・マッサーロ、ジャンルイジ・レンティーニ、イヴァン・サモラーノ、アウダイール、ネストル・センシーニ、フェルナンド・コウト、パウロ・ソウザ、アベル・バルボ、ダニエル・フォンセカ、アルバロ・レコバ、ポール・ガスコイン、ディエゴ・シメオネ、アンドレアス・メラー、ルべン・ソサ……。
挙げれば挙げるほど、優れた選手が集まっていたんだなぁと。
今はサッカーをガッツリ見る機会が少なくなったけれど、90年代のセリエAを若かりし頃にリアルタイムでガッツリ見られたのは良かったなぁと改めて感じます。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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