4月からスタート。必要単位を取得しなければならない
4月。
独立して、3月決算会社を監査することがなくなってからは、「4月に始まるもの」と言えば我が子の新学期ぐらい……と言いたいですが、もう一つあります。
会計士・税理士としての研修単位取得です。
一定時間の研修を受講しなければならない
会計士としても税理士としても、一定時間の研修を受講しなければなりません。
具体的には、以下のように規定されています。
税理士…年間36時間以上
会計士…年間最低20時間以上。ただし、毎年3年間累計で120時間以上
会計士としては、年間で20時間受講すればとりあえずOKなのですが、その年度を含む3年間の累計で120時間以上というのも必要なので、実質的に年間で40時間が必要です。
研修は何でもよいわけではなく、税理士会・会計士協会それぞれが認定した研修でなければなりません。
そのため、どこかで会計や税務の実務等のセミナーを受講しても、税理士会・会計士協会が認定していなければ研修単位の取得にはなりません。
「こういうセミナーも含まれれば、かなりラクなんだけどなぁ…」
と思うことが多々あります(苦笑)。
それと、会計士は以下のような分野による「縛り」があります。
・職業倫理…年間2時間以上
・税務…年間2時間以上
・監査の品質及び不正リスク対応…年間6時間以上
・監査の品質及び不正リスク対応のうち、不正事例研究…年間2時間以上
上記のうち「監査の……」は、法定監査に従事する会計士はマストです。
もう一つ。
「会計士40時間と税理士36時間で計76時間も受講が必要なのか」というと必ずしもそうではなく、税理士の方では会計士協会で受講した研修について申請することによって、税理士としての研修としても認められる場合があります。
ラクではない…
当然ですが、ラクではありません……。
どれだけ効率的に(会計士と税理士の研修を兼ねられるように)研修受講するとしても年間40時間以上は必要なわけで、それなりに時間を奪われます。
とはいえ、研修受講を義務付ける意義には理解できるので、「これをなくせるように働きかけるぞ!」とまでは思いません(笑)。
理解を深めたい、または興味のある分野の研修を見つけて受講するようにしています。
一定時間をこなす必要上、関心の低い内容の研修も受講しますが(苦笑)。
会場研修かEラーニング
研修は、会場で受講するもよし、自分のPCでEラーニング受講するもよし、です。
時間と場所が合えば会場受講もアリなのでしょうけど、ほとんどがEラーニング受講になっています。
時間的にも場所的にも合わない……(苦笑)
ごくたま~に会場で受講することもあるのですが、行くと
「俺、最年少か!?」
っていう感じの出席者の年齢層だったりします(笑)。
「とにかく早く」を心がける
監査法人に勤務していた頃は、監査法人内での研修が会計士協会の認定研修となっていたので、何も心配せず必要時間を受講できていたのですが、独立してからはこれがタスクの一つになっています。
ただ、この必要時間の研修受講に関しては「計画的に」とは考えていません。
そもそも日々の生活の中での優先順位は決して高くないし(苦笑)、計画的に受講しようとしても、計画外の出来事が研修以外のことで発生すれば必然的に研修受講の計画にも影響するからです。
3月下旬になって「あ!まだ〇〇時間足りてな~い!」と気づいてテンパったことも、もちろんあります(苦笑)。
今は4月からスタートダッシュして、受講できるときにサッサと必要時間をこなそうというスタンスです。
そんなわけで、スタートダッシュ始めます(笑)。