W杯前の国際親善試合。「絶対に負けられない戦い」は、ココにはない!
この1週間は各地でA代表の国際親善試合が行われています。
(既にやっているところもあります)
「A代表の国際親善試合」となると勝ち負けの結果に注目しがちですが、ここでの勝ち負けは全く気になりません。
3-0や5-0でボロ勝ちしても、ボロ負けしても。
勝つべきなのは、「本番」」であるW杯本大会。
「絶対に負けられない戦い」は、今ここにはありません!(笑)
本番はまだ先
この時期の親善試合には、本大会グループリーグで対戦する相手を想定したものもあると思いますけど、位置づけとしては、あくまでも「テストマッチ」でしょう。
本大会でコンディションもパフォーマンスもピークにして、結果も伴わないといけません。
ドイツvsスペイン、ドイツvsブラジル、スペインvsアルゼンチンといった本大会ベスト8以上のようなカードもあるけれど、それでもあくまで「テストマッチ」。
勝ち負けの結果は「ああ、そうですか」ぐらいに考えた方がいいと思っています。
それに、今は主力選手をケガで欠いている国もあります。
本大会には間に合わせるでしょうし、そうなれば今とは全く別のチームになる国もあります(例えば、ネイマールがいる・いないでブラジルは全然違う)。
この時期の試合で結果が良くても悪くても、ほとんど意味はないと思っています。
結果よりも内容、パフォーマンス
結果よりも見ておきたいのは、内容やパフォーマンスです。
具体的には、選手個々の積極性、周りのチームメイトとの相性、チームとしての連動性、一体感あたりかと。
代表選考が掛かっている選手にとっては、腕(脚?)の大事な見せどころです。
ここで良いパフォーマンスが出せないと23人の登録メンバーリストには入れないでしょう。
それだけに、多くの選手にとっては、
「試合結果は試合結果。それよりも自分のパフォーマンス!」
って感じではないかと。
監督も、少しは結果を気にするかもしれないですが(笑)、それよりも
「誰をメンバーに登録するか?」
「誰をスタメンにするか?」
「どういうフォーメーションがベストか?」
といったことの方に焦点を当てているでしょう。
見たい試合は2つだけ
そんなわけで、この時期の国際親善試合はそんなに注目しません。
やっぱりW杯本大会が全てです。
でも、見ておきたい試合が2つだけあります。
イタリアの2試合(vsアルゼンチン、vsイングランド)。
W杯で見ることができないので(苦笑)。
イタリアに関しては勝ち負けではなく、2年後(EURO)、4年後(次のW杯)に向けて期待・希望が持てる内容であってほしいです。