スポーツ選手の評価の仕方はコレに近いかな
いろんなスポーツにおいて、選手の評価は人それぞれです。
私も、どんなに周囲からの評価が高い選手でも、好きな選手とそうでない選手(高く評価している選手とそうでない選手)がいます。
私に限らず、多くの人がそういうところもあるのではないかと。
自分の見方(評価の仕方)について、上手く表現するのが難しいなぁと常々思っていたのですが、ようやく
「あ!これか!」
という、とても近い評価の仕方を見つけました。
目下開催中の平昌オリンピックを見ていて(笑)。
シンクロナイズドスイミングと以前のフィギュアスケートの採点法が近い
シンクロナイズドスイミング(今後「アーティスティック・スイミング」に名称が変わりますね)では、テクニカル・ルーティンとフリー・ルーティンによって評価割合が異なるものの、以下の3要素が採点項目としてあります。
・Execution(総合的な演技の完遂度)
・Artistic Impression(構成やプレゼンテーションなどの芸術性、印象点)
・Elements / Difficulty(スキルのレベル、難易度)
そして、フィギュアスケートでは、かつては以下の2項目で評価していました。
・Technical Merit(技術的難易度、確実性、スピード)
・Presentation(独創性、構成、音楽との連動、身のこなし、表現力)
技術的な部分(フィジカルも含む)だけでなく、印象度や独創性、創造性で評価するところが自分の見方にとても近く、
「ああ!これだ、これ!」
と感じたのです。
技術、フィジカルだけでは評価していない
私の場合、サッカー選手でも、バスケットボール選手でも、格闘家でも、技術とフィジカルだけで評価しているわけではありません。
技術やフィジカルだけで評価すれば、
ウラジミール・クリチコ>マイク・タイソン>モハメド・アリ
レブロン・ジェームズ>マイケル・ジョーダン
リオネル・メッシ>ディエゴ・マラドーナ
マヌエル・ノイアー>ジャンルイジ・ブッフォン
等々の評価になりうると思います。
でも、独創性や存在感、インパクトで言えば、間違いなくアリであり、ジョーダンであり、マラドーナであり、ブッフォンであり、その違い(差)は技術・フィジカルの差より大きいと思っています。
誤解を招くといけないので補足すると、クリチコもタイソンもレブロンもメッシもノイアーも素晴らしい選手だと思っているし、近年では世界最高と言っていいでしょう。
ただ、技術・フィジカルだけで見てるわけじゃないのよ、ということを強調したいので。
結論はやっぱり…
結局のところ、主観的要素が大きいんだよなぁと改めて感じます(苦笑)。
技術やフィジカルの部分では客観的要素も入りうるかもしれないですが、年代が異なればルールも環境(シューズやボール、トレーニング器具等)も異なるので、やっぱり主観的要素は入ります。
プレゼンテーションや印象面は、完全に主観です(笑)。
ということで、そんな自分の主観的要素をふんだんに盛り込めば(笑)、前ミランCEOのアドリアーノ・ガッリアーニさんの、史上最高のミラン選手はマルコ・ファンバステンだ、とのコメントには激しく同意だし、「ファンバステンしかいないでしょう!」と思っています。
「間違いなく彼だよ」…元ミランの敏腕CEOが断言するクラブ史上最強の選手とは?
バレージ&マルディーニ、ごめんなさい(苦笑)。