「ピストル・ピート」の名前を見て、映画『バスケット・ボーイ』をまた見たくなったが…
「ピストル・ピート」を知っている人は、バスケットボールファンでも少ないのでは?
いや、40代以上の人は知っているはず(笑)。
1970年代に、ピート・マラビッチという凄い選手がいました。
マイケル・ジョーダンやマジック・ジョンソンがNBAで活躍する前の選手です。
ステフ・カリーが「俺はピート・マラビッチの現代版だ」的なコメントをしたそうで、私は映画『バスケット・ボーイ』(原題『The Pistol』)を思い出しました。
1970年代に活躍したレジェンド、ピート・マラビッチの現代版と語るカリー
マジック・ジョンソンの前に「マジック」で魅せた選手
今ならGoogleやYouTubeでピート・マラビッチのことを調べたり、プレー映像を見ることができるでしょう。
いい時代です。改めて(笑)。
「百聞は一見にしかず」でしょうけど、とにかくすごい選手でした。
キレキレのフィジカルで相手ディフェンスを切り裂く……
というのではなく、巧みなボールハンドリングとドリブルで相手をかわして正確なショットを決めたり、ノールックパスをしたり、ビハインド・ザ・バックをしたり……という感じ。
NBAで得点王になったことがあるし、オールNBAファーストチームに選出されたこともあり、1996年には「NBA Greatest 50」にも選ばれています。
でも、NBA時代よりもカレッジ時代(ルイジアナ州立大。シャックと同じ)が強烈。
大学の4年間で平均得点44.2点!!
今もNCAA記録です(しばらく破られそうにない)。
得点能力もすごかったけど、個人的にはドリブルとパスの上手さが強烈でした。
「これ、マジック・ジョンソンのプレーじゃん!」
と何度思ったことか。
そして、実際はマジック・ジョンソンの前の選手なので、マジック・ジョンソンのプレーが
「これ、ピート・マラビッチのプレーじゃん!」
が正しかったのかも(苦笑)。
NBAを見始めた頃に「おお~っ!!」と魅せられたバスケットボール選手の一人でした。
映画『バスケット・ボーイ』。DVDはないっぽい…(泣)
ピート・マラビッチを知ったのは、15~16歳ごろにBSで映画『バスケット・ボーイ』を見たのがきっかけでした。
ピート・マラビッチの少年~大学時代の半生を描いたストーリーで、これを見てノールックパスやビハインド・ザ・バックパスに憧れたものでした。
(ちなみに、マラビッチ役は子役の子が演じていたけれど、この子がめちゃめちゃバスケ上手かった!)
カリーの上記記事を見て、久しぶりにその映画を見たくなったのですが……
どうやらDVDはないみたいです……
残念。
DVDで発売してほしい激レア映画の一つです。
それか、またどこかのTV局で放映してほしいです。
カリーよりもアイツの方がマラビッチに近いと思う
カリーの「俺はピート・マラビッチの現代版だ」のコメントについてですが、個人的には「ちょっと違うなぁ……」という感じです。
得点能力の高さ、シュートレンジの広さ、ドリブルとボールハンドリングの上手さは、たしかにピストル・ピートを彷彿とさせます。
でも、なんと言うか、技術点ではピストル・ピートと同等以上でも、芸術点というか魅了する部分ではまだ及ばない感じがします。
カリーのプレーを見て「上手い!」「スゲー!」とは思うけど、「おおおっっ!」っていう何とも表現し難い感嘆は出てこない。
その部分では、もう引退してしまったジェイソン・ウィリアムズの方が近かったと思っています。
あのJ-Willのパスには何度も「おおおっっ!」があったので。
やられた方は笑うしかない(笑)。
最後に一言。
『バスケット・ボーイ』を発売して~!
それか、またTVで放映して~!
以上!