「真剣勝負を見るなら生で見るのが一番!」と改めて。全日本空手道選手権を観戦した

日常の出来事

昨日は、日本武道館で行われた全日本空手道選手権大会を見に行きました。

空手を習っている娘を連れて、「トップ中のトップの空手を見て何かを感じ、学び取ってほしい」というのが主目的だったのですが、個人的に楽しみでもありました。

トップレベルの格闘技の観戦が久しぶりだったので(笑)。

 

 

結局、真剣勝負が好きなのかもしれない

空手は大きく

 

・極真空手に代表されるフルコンタクトルール

・伝統派空手の寸止めルール

 

に分けられます。

 

昨日の大会は後者の方。
我が子が習っているのも後者。
そして、2020年東京オリンピックで正式種目になる空手も後者です。

(以降、「空手」は後者のことを指して書きます)

 

空手には、形(かた)と組手(くみて)があり、昨日は両方の個人戦の大会でした。

TVでは世界選手権を含めて何度か見たことがありますが、会場で生観戦するのは初めてでした。

 

今まで自分が見てきた格闘技と言えば「相手をぶっ倒すか、参ったさせたが勝ち」というのが多く、それはそれで今も好きなのですが(笑)、昨日は形も組手も見応え十分でした。

若かりし頃は「形なんて…」、「寸止めなんて…」と心の中で舐めていた部分がありましたが、とんでもない。
1回戦からヒリヒリする試合の連続で、午前9時過ぎから決勝が終わる16時半頃までずっと見入っていました。

 

途中、ロマチェンコvsリゴンドーの行方も気になりましたが(笑)。

 

生で観戦してみてよかった

組手は「どちらが先に相手に攻撃を当てるか」の勝負なので、やる選手はもちろん、見ている方も目が離せません。

一瞬で勝負がつくし、審判のジャッジは超大変。
両選手からビデオ判定を求めるルール(野球やバレーボールで言う「チャレンジ」)がありましたが、あれはあって当然だし必要だと感じました。

肉眼だけで判断するのは難しいです。

 

そして、試合中の空気感。

あの空気感は、やっぱり会場で観ないと味わえないなぁと感じました。

 

形の方は、見ていて「アート(Art)」な感じがしました。

決められたとおりにしっかり動ければよいというだけではなく、表現力も大事だなと。
言葉で適切に表現できないけれど、見ていて「おお。この選手の形はきれいだ」とか「コッチの選手の方が強そうに見えるなぁ」と思った選手がほぼ思った通りに勝ち上がっていました。

形の演武中は静寂で、聞こえるのは演武している選手の空手着の音と気合いの掛け声ぐらいで、組手同様、緊張感のある空気感がよかったです。

 

見に行ってよかったです。
空手をやっているわけでもなく、その予定もないけれど(苦笑)、トップクラスの選手の真剣勝負は生で見るのがベストだと改めて感じました。

来年以降も日程に問題なければ見に行こうと思います。

 

娘はお友だちとガールズトークをしたり、TVに出る有名選手ばかり見ていて、学んだかどうかはビミョーでしたが(苦笑)、それなりに楽しんだ様子。

 

来年以降は子供が「行かない」と言っても、自分一人で行きます!(笑)