ローマン・ゴンサレスKO負けに改めて思った2つのこと
先週は「おおっ!」とエキサイトしたスポーツが4つあったのですが、そのうちの一つはボクシング。
井上尚弥選手のセンセーショナルな米国デビュー戦は「すごい!」の一言。
オマール・ナルバエスをKOして「これは本物だ!」と感じたのですが(遅い?)、やっぱり本物でした。間違いない。
その一方でローマン・ゴンサレスのKO負けは衝撃でした。
まさかKO負けとは…
試合を見て思った2つのこと
KO負けだったこと、そして今年3月まで46全勝(38KO)だったローマン・ゴンサレス(以下、「チョコラティート」(愛称))が連敗したことのインパクトが強烈だったのですが、試合を見ていて思ったことが大きく2つありました。
(※日本でよく書かれる「ロマゴン」という呼び名は使いたくないので使いません(^^))
1. 階級(体格)の限界は必ずある
昨日の試合は、始まった時から対戦相手のシーサケットとの体格の差を感じました。
シーサケットが大きく見えるのか、チョコラティートが小さく見えるのか。
ウェルター級、スーパーウェルター級でのフロイド・メイウェザーのようにスピードで相手を圧倒するタイプなら別ですが、チョコラティートはガードしながらも積極的に前に出て攻撃するスタイルだし、元からスピードが特別速いわけでもなく、シーサケットとスピードに差はないように感じたので、体格差がちょっとなぁ…と。
ミニマム級、ライトフライ級、フライ級まではパンチの破壊力も抜群でしたが、スーパーフライ級では厳しそう。
やっぱり階級(体格)の限界はあるんだなぁと感じます。
5階級制覇したメイウェザーもウェルター級以上に転向してから判定が多くなったし、6階級(実質8階級)制覇したパッキャオもウェルター級転向以降はやっぱりKOできなくなっているので、誰にでもある限界なのでしょうけど、チョコラティートの場合はスーパーフライ級だったということかと。
シーサケットのカウンターが見事に決まったのは確かだけど、今まで相手をバンバン倒していたチョコラティートがあんなふうにバッタリ倒れるとは…
2.「5階級制覇」、「49-0」はやっぱりとてつもない記録
今から2年前に、メイウェザーとロッキー・マルシアノの「49-0(49戦49勝0敗)」の記録を超えそうなボクサーとしてチョコラティートを挙げていました。
https://www.daimrkm.com/2015/09/14/mayweather-winningrecord/
まさか46勝で途絶えて、その後同じ相手に連敗するとは思いもしませんでした(KOされることも)。
やっぱり勝負は分からないです。
そして、「49-0」は改めてとんでもない数字(記録)だと感じます。
おまけにメイウェザーの場合、5階級制覇もしています(しかもWBCの緑色のベルトを5本揃えているという…)。
体格的にライト級かスーパーライト級が適性階級だと思うのですが、キャリア後半をウェルターとスーパーウェルターで戦って勝ち切ったのはやっぱり凄いなぁと。
試合内容に不満の声があるのは確かだけど、誰にも捕らえさせなかったのは事実だし、やっぱり別格です。
ちなみに、個人的にメイウェザーは「50-0」だとは思っていません。
最後のマグレガー戦はボーナスステージみたいな感じだと思っているので(笑)。
どっちも今後が気になる
圧倒的な勝ち方をした井上選手も、衝撃的なKO負けをしたチョコラティートも、今後が気になります。
両者が対戦する可能性が低くなったと思うので、そこはちょっと残念ですが。
井上選手は今後もラスベガスでやれるでしょう。
コンディショニングが大変だと思うけれど、実力的には申し分ないし、誰とやっても素晴らしい試合をしそうです。
ここまで書いてふと気づいたのですが……、
今日と同じような内容のことを、およそ半年前(チョコラティート初黒星の時)にも書いていました。
ああ、重複……(苦笑)
https://www.daimrkm.com/2017/03/21/romangonzalez1stloss/
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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