メイウェザーvsマグレガー。勝敗予想はしょっぱい予想に(苦笑)

ボクシング

今週末に迫ったフロイド・メイウェザーJr vs コナー・マグレガー。
(日本のメディアでは「マレガー」と表記されていますが、英語の綴りが「McGregor」なので私は「マレガー」と濁らせています)

実現しないだろうと思っていたカードで、正直「話にならない」と思っていました(笑)。
勝敗予想も、当初の予想があまりにもしょっぱいので、少し奇をてらった予想も考えてみたのですが……

 

 

当初予想は「フルラウンドのボクシングレッスン」

基本的に今回のカードでは、私は「メイウェザー贔屓」で見ています。
マグレガーは強いと思うけど、あんまり好きじゃないので。それだけです(笑)

このカードが正式に決まった時、

 

「ああ、メイウェザーのボクシングレッスンで終わっちゃうな」

 

と思っていました。
12ラウンドの間ずっと

「マグレガーが攻めるも、メイウェザーがL字ガードで守って、時々マグレガーにパンチをペシペシ当てる」

という展開になるだろうな、と。
カネロ戦やマルケス戦のように、相手の攻撃をうまくかわしつつ、ちょいちょい有効打を当ててポイントで圧倒っていうパターンです。

 

KOすれば興行的にとても良いのでしょうけど、マグレガーの当て勘がいいのはUFCを見れば分かるので、メイウェザーは思い切った攻撃をせず慎重に行くだろう。

メイウェザーは感情的に攻めていかず、雰囲気にも呑まれず、終始自分のペースで試合運びができる冷静さを持っているので、一貫して安全に(「ファイト」ではなく)「ボクシング」をするだろう。
で、ディフェンス技術とポイントを確実に獲る巧さを見せつけて、マグレガーに「公開ボクシングレッスン」をするだろう。

という予想です。

 

いわゆる「しょっぱい試合」になることを予想したわけです(笑)。

 

いろいろな声があるので、改めて考えてみた

元ボクサーや現役選手をはじめとして、いろんな予想やコメントも出ています。

 

「一方的にメイウェザーが勝つだろう」

「マグレガーがKOする可能性だってある」

「メイウェザーがKOしないとダメだ」

「つまらない試合になる」

「茶番だ」

「金稼ぎだ」

「マグレガーはメイウェザーにぶっ殺される」

等々。

結局、やってみないと分からなそうです(苦笑)。

 

とはいえ、両方にプラス要素、マイナス要素があると思うので、自分なりに挙げてみました。

 

メイウェザーのプラス要素

身体に染みついているボクシングルールと技術

今回はMMAルールではなく純粋なボクシングルールの試合。
メイウェザーはプロとして49戦、アマチュア時代にも約90戦経験しているので、技術は身体に染みついているでしょう。

2年ほどのブランクで全然ダメになるという感じではないと思っています。

 

引退後も多少はトレーニングしていた?

メイウェザーのTwitterをフォローしていますが、メイウェザーは引退後も全然体型が変わっていません。
あちこちで豪遊している写真をよく見かけるので(笑)、ナジーム・ハメドのようにブクブクに太るんじゃないかとも思いましたが、全然でした。現役時代とほぼ同じ。

試合前のハードなトレーニングはしていないとしても、フィジカルのコンディショニングはちゃんとやっていたんじゃないかと思います。

なので、衰えているとしても「それほどでもない」のではないかと考えています。

 

メイウェザーのマイナス要素

ロジャーおじさんの不在

現役時代の多くをトレーナーとして支えてきた叔父のロジャー・メイウェザーさんが今回はセコンドにいません。
パンチドランカーの症状で、もうセコンドを務めることはできないのだそうで……。
(それがメイウェザー引退のきっかけにもなったとも言われている)

今回はお父さんのフロイド・シニアがセコンドなのでしょうけど、ロジャーさんとはいろいろ違うみたいだし、信頼関係にも差があるようなので、どうなのかなぁと。
メイウェザーをひいき目に見る場合の不安要素です。

 

マグレガーのプラス要素

MMAの間合いと当て勘

マグレガーが純粋なボクシングスキルを身に着けて、メイウェザーとまともにボクシングをしようとしたら太刀打ちできないでしょう。
ただ、マグレガーは今後MMAとボクシング両方をやっていくと言っているようなので、あまりボクシングに染まっていないだろうなと。MMAの間合いや技術をベースにして臨むだろうなと予想しています。

とすると、純粋なボクサーしか相手にしてきていないメイウェザーにとっては、マグレガーの間(ま)とかパンチの出し方が読みにくいんじゃないかなぁと思います。
マグレガーはコンパクトなストレートが上手いし、ヒットの的確さもMMAの中でかなりハイレベルだと思うので、序盤にそれが上手くはたらけばひょっとするかも……?、というのは考えられます。

 

フィジカルではやっぱり上

メイウェザーがしっかりコンディショニングをしているとしても、やっぱりフィジカルではマグレガーが上でしょう。
29歳と年齢的にピークに近いし、MMAのトレーニングで満遍なく鍛えられているはず。

「「3分×12ラウンド」をこなせるのか?」というスタミナの不安はあるとしても(UFCは最大で「5分×5ラウンド」なので)、若さでどうにかいけるんじゃないかと(笑)。

 

マグレガーのマイナス要素

「ブレーン」はいるのか?

当初から「どうなんだろう?」と思っていた点に、マグレガーの「ブレーン(頭脳)」の存在の有無がありました。
要するに、「ボクシングのいいトレーナーがいるのか?」ということです。

パッキャオにとってのフレディ・ローチさんのような、対戦相手を分析して、対策をしっかり練って、それをトレーニングに反映してくれるような存在がいるのかなぁ?と。

そういう人がいない状態で(自分の感覚やMMAのベースだけを頼りに)試合に臨むことは、いくらなんでもないだろうとは思うけど、そうだとしたら……無謀としか言いようがないような…

 

最終予想

以上を踏まえて最終予想をします。

 

メイウェザーの大差判定勝ち

or

メイウェザーが9~12ラウンドにKO勝ち

 

です。
マグレガーの攻勢をかわしまくって、ジャブや軽めの速いストレートをペシペシ当てていって、じわじわとマグレガーの心を折っていくんじゃないかと。イメージとしてはハットン戦みたいな感じ。

マグレガーが勝つとするなら、4ラウンド以内に「強烈なカウンターを一撃当てる」ということしか考えにくいです。
マグレガー本人が予告している「1ラウンドKO」は、出来たらいいね、と(笑)

 

結局しょっぱい予想に落ち着きました。

「勝敗」予想だけに……

 

 

ちなみに写真のキャップは、先月の妻の出張土産(事前に頼んでいました(^^))。

メイウェザーのブランド「THE MONEY TEAM」に、マグレガーのアイリッシュカラー。
この試合にピッタリのデザインで、8月からけっこう使用しているのですが、もしこの試合が「大凡戦」だったり「茶番」だったとしたら、9月以降もかぶり続けるかどうかビミョーかも…(苦笑)。